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ECB、債券利回り抑制で劇的な行動は必要ないと認識-関係者

更新日時
  • 当局者らは口先介入が奏功していると考えている
  • 債券購入を最近増やしたかどうかについて関係者は触れなかった

欧州中央銀行(ECB)の当局者らは債券利回り上昇を抑えるために劇的な行動が必要だとはみておらず、債券購入プログラムの柔軟性と口先介入によって経済へのリスクを制御できると考えていると、内部の議論を知る関係者が明らかにした。

  関係者によると、複数の政策委員会メンバーが利回り上昇は妥当ではないと指摘し、新型コロナウイルス対策の制限措置が長引くユーロ圏の経済に悪影響を与える可能性に言及したものの、強い危機感はないという。

  パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の規模を拡大するなどの措置は現時点で不必要だと関係者らは述べたが、当局が強調する「柔軟性」を駆使して購入を最近増やしたかどうかには触れなかった。

  関係者の1人は、ECBは妥当性のない利回り上昇に対処するとの一部当局者の発言を受けて、利回りが1日に低下したことを指摘した。

  ECBの報道官はコメントを控えた。

  ドイツ連邦銀行のワイトマン総裁は3日の記者会見で利回り上昇についての質問に対し、「展開を注意深く見守り続け、原因を分析していくべきだ。ECBはもちろん、PEPPの実施をいつでも柔軟に調整することができる」と述べた。「私の見るところでは調達環境の急激な悪化はこれまでのところない」と付け加えた。

  スペイン銀行のデコス総裁は別のイベントで、利回り上昇は金融緩和の解除開始が想定よりも早いという市場の観測を反映しているかもしれないとした上で、「尚早な名目金利上昇を防ぐことが」最重要だと語った。

ECB当局者の発言

原題:ECB Said to See No Need for Drastic Action to Rein In Yields (2)ECB Said to See No Need for Drastic Action to Rein in Yields (1)(抜粋)

(ワイトマン氏とデコス氏のコメントを追加します)
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