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日本などアジア太平洋地域で国債入札低調-利回り上昇に投資家警戒

  • インドネシアの国債発行、政府目標を大きく下回る-2日
  • 2日の日本国債入札、10年債の応札倍率は16年以来の低水準

アジア太平洋地域の国債入札が低調だ。投資家が利回り上昇に神経をとがらせている。

  インドネシアでは政府が入札規模を縮小したものの、発行額が目標に届かなかった。日本の10年国債入札では応札倍率が5年ぶりの低水準となり、オーストラリアやニュージーランド(NZ)、タイでも国債に対する需要は鈍い。

Reluctant Seller

Indonesia sells smallest amount of conventional bonds in a year

Sources: Bloomberg, Indonesia's Ministry of Finance

  シンガポールのメイバンク・キムエン・セキュリティーズで債券調査責任者を務めるウィンソン・プーン氏は「利回り上昇への恐れとデュレーションリスクを抑えようとする投資家の取り組みにより、東南アジア諸国連合(ASEAN)全域で総じて応札に影響が表れている」と述べた。

  ブルームバーグがまとめたデータによると、インドネシア財務省は2日、非イスラム債13兆6000億ルピア(約1000億円)の発行で合意。2020年3月以来の少なさだ。短期証券を含めた発行額は合計17兆ルピアで、政府の修正目標である30兆ルピアを下回った。

  オーバーシー・チャイニーズ銀行の金利ストラテジスト、張淑嫺氏は「十分な応札はあったが、応札の利回りが高過ぎると政府が見なした可能性がある」と指摘し、「地合いが反転しなければ、政府は高めの利回りを受け入れるか、支出計画を縮小する必要があるもしれない」と述べた。

  2日の日本国債入札で10年債の応札倍率は3.14倍と、16年2月以来の低水準となった。タイでは2月24日の21年物国債の入札で応札倍率が1.34倍に低下。前回の昨年12月は1.67倍だった。

  豪政府が実施した2月24日の2032年償還債の入札では、応札倍率が2.58倍と、ここ2カ月余りで行われた全ての国債入札のうち最低を記録。その翌日の償還期間最長20年のNZ国債入札では、応札額7億800万NZドル(約552億円)に対し落札額は4億5000万NZドルだった。

原題:Bond Auction Demand Sinks as Surge in Yields Deters Investors(抜粋)

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