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ヘッジファンドも「皆と同じに」税金払え-NYが高額制裁金で警告

  • 1億500万ドル、この種の制裁金としてはNY州で過去最大
  • 移転が単なる税金逃れでないこと確認するため監視していく姿勢示す

ニューヨーク州はヘッジファンド運用者らに警告を発した。「皆と同じに税金を払え」。

  ニューヨーク州はトーマス・サンデル氏と同氏のヘッジファンド会社、サンデル・アセット・マネジメントに1億500万ドル(約110億円)の制裁金を科した。この種の制裁金として同州で過去最大額になる。ニューヨーク市での営業で得た収入4億5000万ドルについて州税と市税の支払いを免れたとされた。 

  レティシア・ジェームズ州司法長官は声明で、サンデル氏が「ニューヨークの納税者から大金をだまし取り、行政システムに重い負担をかけ、そのコストを一般市民に負わせた」と糾弾した。

  ニューヨーク市の法務当局者ジェームズ・ジョンソン氏は、「税収は必須の行政サービスを賄うものだ。新型コロナウイルスの流行が経済に打撃を与え、市の財政を圧迫する中で1ドルたりとも無駄にはできない」と述べ、「ヘッジファンドも皆と同じに税金を支払う義務がある。支払わなければ、法的手段と戦略を用いて責任を負わせる」と強調した。

  司法当局は、サンデル氏と同氏の会社がフロリダ州に移転したと装って税金逃れをしていたと主張。フロリダ州は税負担が軽く、複数の著名ヘッジファンド運用者が最近数カ月でフロリダにオフィスを開設している。エリオット・マネジメントはフロリダに本部を移した。

  ニューヨーク州と市はこうした移転が単なる税金逃れでなく実体が伴っていることを確認するため監視していく意向を、制裁金の額の大きさで示した格好だ。

  声明によると、ニューヨークの虚偽請求取締法(FCA)に基づく和解では、サンデル氏も会社も税金逃れの疑いについて肯定も否定もしなかった。

原題:New York Warns Hedge Funds to Pay Taxes ‘Like Everybody Else’(抜粋)

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