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グリーンシル、事業売却で合意に近づく-アポロ出資先アテネに

更新日時
  • 「グリーンシルの事業と運用資産の大部分」が含まれる見込み
  • ビジョン・ファンドは投資15億ドルについて評価額を大幅引き下げ

金融ベンチャー、グリーンシル・キャピタルは保険会社アテネ・ホールディングに事業を売却する交渉に入っており、合意に近づきつつある。アテネには投資会社アポロ・グローバル・マネジメントが一部出資している。資産家レックス・グリーンシル氏が率いるグリーンシルは、破綻回避に向け事業売却を模索する状況に追い込まれた。

  事情に詳しい複数の関係者によれば、グリーンシルとアテネ・アポロの合同組織との協議は今も進行中だ。

  グリーンシルは2日、「主要なグローバル金融機関との間で独占交渉期間」に入っていると発表していた。発表文には「週内に取引をまとめることを目指しており」、いかなる取引も「グリーンシルの事業と運用資産の大部分」が含まれる見込みだと記されている。  

Lex Greensill

レックス・グリーンシル氏

出典:グリーンシルキャピタル

  関係者の1人によると、アポロとアテネは取引の一環で融資向けの資金提供を行う可能性がある。また、あまりにもリスクが高いと判断した資産は対象外にする方針とみられる。アポロの広報担当者はコメントを控えた。

  ソフトバンクグループのビジョン・ファンドはグリーンシルへの投資15億ドル(約1600億円)について評価額を大幅に引き下げたと、事情に詳しい複数の関係者が1日に明らかにした。最終的には評価額をほぼゼロにすることを検討しているという。

  一方、東京海上ホールディングスの部門が最近、グリーンシル・キャピタルの資産向け信用保険の提供を止めたとダウ・ジョーンズ(DJ)通信が報じた。事情に詳しい関係者の話として伝えたもので、これがきっかけでクレディ・スイスはグリーンシル関連の資産を含むファンドを凍結したという。

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原題:Greensill Nears Sale to Apollo-Backed Athene as Funds Freeze (1)(抜粋)

(最終段落にDJ通信の報じた内容を加え更新します)
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