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次期SEC委員長指名のゲンスラー氏、投資「ゲーム化」の調査に意欲

  • 「ペイメント・フォー・オーダーフロー」もSECは精査へ
  • ビットコイン、不正が起きないようにすることが重要-公聴会

バイデン米大統領から米証券取引委員会(SEC)委員長に指名されたゲンスラー元商品先物取引委員会(CFTC)委員長は、人気が沸騰するトレーディングアプリを精査すると表明した。ウォール街や議会を揺さぶった株価波乱の中心にある問題に立ち向かう考えを示した。

  上院銀行住宅都市委員会で指名承認公聴会に臨んだゲンスラー氏は2日、知識に乏しい投資家が新しいテクノロジーに誘われるまま、十分に理解していないリスクを取っている状況を最大の懸念に挙げた。投資アプリ運営のロビンフッド・マーケッツを名指しこそしなかったが、株式市場に多くの初心者トレーダーを参入させた同社を正面から狙い撃ちした発言とみられる。

  ゲンスラー氏はSECの精査にはこうした投資の「ゲーミフィケーション(ゲーム化)」のほか、シタデル・セキュリティーズなどトレーディング会社に顧客注文を回送することで収入を得る「ペイメント・フォー・オーダーフロー」のビジネスモデルなどが含まれると述べた。

  1月にビデオゲーム小売りのゲームストップの株価急騰後に議会で注目を集めたこれら2つの論点は、3月2日の公聴会でも引き続き焦点となった。

  ソーシャルメディアを利用したデイトレーダー集団の動きでゲームストップなどの銘柄が急騰したことを巡り、SECは相場操縦の可能性や政策変更の必要性なども視野に調査を進めている。ゲンスラー氏はSEC委員長に就任すれば、こうした調査を継続すると述べ、特にブローカーが顧客注文をトレーディング会社に回す行為については「経済的に検証し、投資家にとって最良の注文執行であるかどうかを見極めることが重要だ」と述べた。

  仮想通貨に関しては、ブロックチェーン技術を信頼するが、SECは投資家保護に気を配らねばならないと強調。「詐欺や相場操縦が起きないようにすること」が重要だと語った。ゲンスラー氏の発言後にビットコインは日中安値に下落した。

原題:Gensler Targets Broker ‘Gamification’ After Trading Tumult (2) (抜粋)

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