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米長期国債に再び売り、利回り曲線スティープ化-株価は上昇

  • スティープ化は決して根拠がないとは言えないようだとの見方も
  • 市場はパウエル議長や他の金融当局者が今週行う発言に注目

1日の米国債市場で長期債が再び売られた。ただ株価が上昇し、米経済見通しの改善が市場で材料視される中での取引となり、混乱した2月25日よりも秩序立った状況だった。

  30年債利回りは一時8.1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して2.23%に達し、10年債利回りも上げた。一方、期間が短めの米国債価格の下落は限定的で、市場で最も注目される1つの5年債と30年債の利回り曲線はスティープ化。格差は一時7.6bp拡大し、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)以降で最も際立った水準の1つとなった。

  25日の金融市場では株式と債券が共に売られ、波乱含みの展開となった。ただ3月1日は株と債券が反対方向に動くという比較的通常のパターンで、経済見通しの改善に対するより典型的な反応となった。

  ドイチェ・バンク・セキュリティーズのチーフ国際ストラテジスト、アラン・ラスキン氏は「実体経済の観点から見ると、利回り曲線のスティープ化は1、2カ月早いかもしれない。ただ財政面やワクチンの見通しを考慮すると、決して根拠がないとは言えないようだ」とリポートで指摘した。

Gap between 5- and 30-year yields resumes steepening

  米金融当局者は利回り上昇に関する懸念を退けている。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は2月23日の議会証言で、こうした状況は力強い経済見通しに対する「確信の表れ」だと証言した。ただ投資家らは、パウエル議長や他の金融当局者が今週行う発言からさらなる手掛かりを得ようとしている。

   パウエル議長は4日に講演する予定。今月中旬に予定される連邦公開市場委員会(FOMC)前で最後の公式見解となる可能性が高い。

原題:
Long-Bond Pain Resumes, Steepening U.S. Treasury Yield Curve(抜粋)

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