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ゴーン被告の逃亡助けたテイラー親子を地検が逮捕-犯人隠避容疑

更新日時

日産自動車元会長で会社法違反(特別背任)の罪などで起訴されたカルロス・ゴーン被告の国外逃亡を助けたとして東京地検は2日、犯人隠避の疑いで米国人の親子を逮捕したと発表した。両容疑者はボストンから移送されて同日夕に成田空港に到着していた。

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レバノンに逃亡中のゴーン氏(2020年9月29日)

Photographer: Hasan Shaaban/Bloomberg

  東京地検の発表資料などによると、逮捕されたのは米陸軍特殊部隊(グリーンベレー)の元隊員マイケル・L・テイラー容疑者(60)と、息子のピーター・マックスウェル・テイラー容疑者(28)。

  昨年5月に米当局に逮捕されていた両容疑者については日本の検察当局が引き渡し請求を行うなどの準備を進めていた。

  東京地検の山元裕史次席検事によると、両容疑者は今後、ゴーン被告も収容されていた東京拘置所(東京都葛飾区)に移送される予定だという。

  ゴーン被告は保釈中の2019年12月末に関西国際空港からプライベートジェットで日本を脱出し、幼少期を過ごした故郷のレバノンに逃亡。東京地検によると、両容疑者らはその際、東京都港区のゴーン容疑者の自宅から大阪府内までの間で逃亡を助けた疑い。さらに荷物の中にゴーン被告を隠した上、関空の保安検査場を通過させてプライベートジェット内に持ち込ませたなどとしている。

  米検察によるとゴーン被告はマイケル容疑者が兄弟と経営する企業に、86万ドル(現在の為替レートで約9000万円)余りを支払っていた

  ゴーン被告の役員報酬を過少に報告したとして、同被告とともに金融商品取引法違反の罪で起訴された日産元代表取締役のグレッグ・ケリー被告の裁判は昨年9月に始まった。同被告は無罪を主張している。公判は今年7月まで続き、判決は秋まで出ない見通しだ。

(両容疑者の処遇に関する情報を追加して更新します)
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