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3月1日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:S&P500種、9カ月ぶり大幅高-長期債に再び売り

  1日の米株式市場では主要3指数がそろって大幅に上昇。S&P500種株価指数は約9カ月ぶりの大幅高で引けた。米国債利回り上昇の影響に対する投資家の懸念が和らぎ、市場に信頼感が戻った。

  • 米国株は大幅上昇、ダウ603ドル高-小型株高い
  • 米国債は年限長めの債券に売り-10年債利回り1.42%
  • ドル指数は低下、資源国通貨が上昇-リスクテーク意欲戻る
  • NY原油は続落、OPECプラスの会合控え
  • 金スポット5営業日続落、米国債利回り再び上昇で

  S&P500種は2.4%高の3901.82。ダウ工業株30種平均が603.14ドル(2%)高の31535.51ドル。ナスダック総合指数は3%上昇した。

  この日は全般的に買われた。小型株で構成するラッセル2000指数の上昇率は3.4%と、ナスダック総合指数も上回った。個別銘柄ではゲームストップ株の上昇が目立った。先週は週間で150%余り上昇したが、ソーシャルメディア上で個人投資家がはやす動きが続いている。ズーム・ビデオ・コミュニケーションズが時間外で大幅上昇。通常取引終了後に発表した売上高見通しが市場予想を上回った。

  ブリークリー・アドバイザリー・グループのピーター・ブックバー最高投資責任者(CIO)は「株価収益率(PER)が高い銘柄などは先週一部揺らいだが、株式投資家は金利上昇をまだおおむね『良いこと』だとみており、脅威には感じていない」と指摘した。

  米国債市場では年限が長めの債券が再び売られた。中期債は堅調。トレーダーらは今週予定されている米金融当局者の発言を注視する構えだ。ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し、1.42%。

  外国為替市場ではノルウェー・クローネやオーストラリア・ドル、カナダ・ドルなどの資源国通貨が、主要10通貨の大半を上回る上昇率。リスクテーク意欲が戻り、株式相場が世界的に上昇したことが背景にある。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%低下。一時は0.4%下げる場面もあった。ドルは円に対しては0.2%高の1ドル=106円76銭。一時106円89銭と、昨年8月以来の高値をつけた。ユーロは対ドルで0.2%下げ、1ユーロ=1.2049ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は続落し、約1週間ぶりの安値となった。今週予定されている石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」の会合では、急速に引き締まりつつある市場への供給増加を決める可能性がある。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物4月限は86セント(1.4%)安の1バレル=60.64ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント5月限は73セント安の63.69ドル。

  金スポット相場は5営業日続落。日中はプラス圏で推移していたが、米国債利回りが上昇する中、下げに転じた。ニューヨーク時間午後2時46分現在では前日比0.6%安の1オンス=1723.74ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は、0.3%安の1723ドルで終了した。

原題:S&P 500 Has Best Day Since June; Treasuries Drop: Markets Wrap(抜粋)、Commodity-Linked FX Rebounds With Stocks; Yields Up: Inside G-10(抜粋)、Oil Falls With OPEC+ Meeting Hovering Over Tightening Market(抜粋)、Gold Set for Fifth Straight Drop as Treasury Yields Resume Gains(抜粋)

◎欧州市況:株が4カ月ぶり大幅高、ドイツ債とイタリア債は大幅上昇

  1日の欧州株はほぼ4カ月ぶりの大幅高。国債売りへの懸念が緩和し、域内のシクリカルセクター全体に強さが戻った。

  ストックス欧州600指数は1.8%高。昨年11月以来の大幅上昇となった。当時は米ファイザーと独ビオンテックが開発中だった新型コロナウイルスワクチンについて良好な研究結果を発表し、株価が大幅高となった。

  ロックダウン(都市封鎖)に伴う制限緩和への見通しから、消費者も支出を再開するとの楽観が旅行・娯楽セクターを3.2%押し上げた。

  欧州債はイタリア、ドイツ債が大幅上昇した。欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバー、ビルロワドガロー・フランス銀行(中銀)総裁が正当な理由のない債券利回りの上昇には対応しなければならないと述べ、利下げの可能性にも言及したことが手掛かりとなった。

  ECBはパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の買い入れペースが先週減速したことを明らかにしたものの、市場では材料視されなかった。

  イタリア、ドイツ10年債利回りは昨年6月以来の大幅低下。ユーロ圏国債の中で周辺国債のパフォーマンスが良好だった。

  ユーロ圏債の上げが影響し、英国債も上昇した。同国は2日に40年債の入札を実施する。

主要国債の利回り 
ドイツ10年債利回りは8bp低下のマイナス0.34%
イタリア10年債利回りは10bp低下の0.67%
フランス10年債利回りは9bp低下のマイナス0.10%
英10年債利回りは7bp低下の0.75%

ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)

原題:European Stocks Rally Most Since November as Yield Anxiety Fades(抜粋)

Italy Debt, Bunds Set for Best Day Since June; End-of-Day Curves(抜粋)

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