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ゴーン元会長逃亡支援の米国人親子、日本に身柄引き渡し

更新日時
  • テイラー親子は過去数カ月にわたって引き渡しに抵抗
  • 日本の刑務所の状況は拷問に等しいとも主張していた

日産自動車のカルロス・ゴーン元会長の日本脱出をほう助したとして米国で拘束されていた米国人2人の身柄が、日本側に引き渡された。2人はこれまで数カ月にわたって引き渡しに抵抗していたが、米裁判所は訴えを退けていた。

Former Nissan CEO Carlos Ghosn Speaks at USEK News Conference

カルロス・ゴーン元会長

Photographer: Hasan Shaaban/Bloomberg

  元米陸軍特殊部隊(グリーンベレー)隊員のマイケル・テイラー容疑者と息子のピーター・テイラー容疑者は1日午前、身柄を日本側に移されたという。もう1人の息子であるルディ・テイラー氏が明らかにした。

  テイラー親子は2019年12月、会社法違反(特別背任)などの罪で日本で起訴され保釈中だったゴーン元会長を箱に隠してプライベートジェット機に搭乗させるという大胆な逃亡を手助けした疑いがあり、日本で有罪となれば3年の実刑が言い渡される可能性がある。

  親子は移送阻止を目指した過去数カ月の法廷闘争で、自分たちにかけられた容疑は日本の刑法下では犯罪に当たらないとの訴えを繰り返し、日本の刑務所の状況は拷問に等しいとも主張。また、トランプ前米政権へのロビー活動も行っていた。

  しかし、過去数週間でマサチューセッツ州の連邦高裁と連邦最高裁はいずれも親子の訴えを退ける判断を示し、国務省も日本への移送を承認していた。

  上川陽子法相は2日の記者会見で、テイラー親子を逮捕したかどうかについては具体的な捜査に関わるため「答えは差し控えさせていただく」と話した。ゴーン元会長に関しては「わが国の裁判所において裁判を受けるべきものと考えている」と述べ、身柄確保に向けて可能な限りの措置を講じる考えを示した。

Ex Nissan Boss Escape Arrests

イスタンブール空港の防犯カメラに写るマイケル・テイラー容疑者(中央、2019年12月30日)

Source: DHA via AP

原題:Ghosn’s Accused Smugglers Head Back to Japan to Face Charges (1)(抜粋)

(上川法相のコメントを追加して更新します)
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