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きょうの国内市況(3月1日):株式、債券、為替市場

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●日本株は大幅反発、米金利上昇一服や為替の円安-輸出など全業種高い

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  東京株式相場は大幅反発。米国の急激な長期金利上昇が一服したことや米国株先物の堅調、為替の円安が評価された。電機など輸出関連、情報・通信株などのほか、小売や不動産など内需関連まで東証全33業種が高い。

  • TOPIXの終値は前営業日比37.99ポイント(2%)高の1902.48
  • 日経平均株価は697円49銭(2.4%)高の2万9663円50銭

  JPモルガン・アセット・マネジメントの前川将吾グローバル・マーケット・ストラテジストは「米長期金利上昇が落ち着いている」とした上で、「上昇ペースが緩やかであれば今まで通り景気が良く企業業績の見通しも上がっていくため、株高基調に戻っていくと思う」と述べた。

  • 東証33業種ではパルプ・紙や情報・通信、建設、小売、機械、電機、不動産が上昇率上位

●国内長期金利は低下、米金利上昇一服で買い優勢-不透明感は残る

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  国内長期金利は前週末につけた5年ぶりの高水準から低下した。米10年物国債利回りの上昇が一服したことを背景に買いが優勢だった。

  長期金利は0.14%と前週末の終値を2ベーシスポイント(bp)下回って取引を開始し、その後は0.145ー0.15%で推移した。前週末の取引で一時0.175%とマイナス金利政策導入が決定された2016年1月以来の高水準を付けたが、米国の10年国債利回りが1.6%台から1.40%近辺に大幅低下したことを受け、期間が長い債券を中心に買い戻す動きが強まった。

  もっとも、米10年国債利回りの先行きが依然不透明なことに加え、日本銀行が今月の決定会合でまとめる政策点検で、長期金利の変動許容幅を拡大するとの思惑もくすぶっている。あすの10年利付国債入札を前にした売りも出て、長期金利は低下幅を縮小した。

  • 新発10年債利回りは前週末比1.5bp低い0.145%。0.14%で開始し、一時0.15%も
  • 新発20年債利回りは一時0.525%、新発30年債利回りは0.725%といずれも3bp低下。新発40年債利回りは一時0.77%と4bp低下
  • 長期国債先物3月物の終値は19銭高の150円81銭。朝方に150円93銭まで上昇した後、徐々に上値が重くなり、午後は150円74銭まで上げ幅を縮小。その後、再び買いが優勢になった
  • 米10年債利回りは時間外取引で一時1.38%付近まで低下

  パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長は、超長期債利回りが大きく低下したことについて、「米長期金利は天井を打った感があり、金利上昇局面で売っていた投資家が焦って買い戻している印象だ」と指摘。米長期金利はまだ上下動を繰り返すだろうが、「一本調子で金利が上昇する局面は終わった」との見方を示した。

  日銀は午前10時10分の金融調節で、残存期間1年以下と3年超5年以下を対象に国債買い入れオペを実施。買い入れ額はそれぞれ1000億円、3700億円に据え置いた。オペ結果は無難となり、相場への影響は限定的だった。

●ドル・円106円台半ば、リスクオンで一時半年ぶり高値更新も上げ渋り

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  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=106円半ばを中心にもみ合い。オーストラリア準備銀行(中央銀行)の国債買い入れ倍増や世界的な金利の落ち着きを背景に米株先物が上昇、リスク選好のドル売りと円売りが拮抗(きっこう)した。リスクオン相場で全体的なドル売りがみられたものの、クロス円(ドル以外の通貨の対円相場)が上昇する中でドル・円は一時昨年8月以来の高値を更新する場面もあった。

  • ドル・円は午後3時19分現在、前週末比ほぼ変わらずの106円54銭。午前に106円37銭まで下落したものの、その後は106円70銭まで上昇し昨年8月28日以来の高値を更新
  • オーストラリアドル(豪ドル)・ドルは前週末比0.6%高の0.7755ドル。ここまで0.7702ドルを安値に一時0.7772ドルまで上昇

CIBC証券金融商品部の春木康部長

  • 米株先物の上昇を受け、先週末にかけて調整が進んだ豪ドルなどの資源国通貨主導で全体的なドル売りとなっており、ドル・円の重しに
  • 豪中銀が債券買い入れを通常の倍するなど各国中銀が金利上昇に対応する姿勢を示しており、市場は徐々に鎮静化、米株先物上昇につながっている
  • 今週のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演も市場を落ち着かせる方向になるとみられ、リスクオン相場に徐々に戻っていきそう
  • リスクオンに回帰ということであれば、クロス円の上昇が見込まれ、この点はドル・円の下値を支えることに
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