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豪州住宅市場、再び活況-2月は17年ぶりの大幅な値上がり

  • 全国の2月の住宅価格は2.1%上昇-コアロジックのデータ
  • 住宅価格は向こう2年間に16%上昇も-コモンウェルス銀

オーストラリアの住宅市場は再び活況を呈している。月間の価格上昇率は17年ぶりの高水準となった。新型コロナウイルスに伴う不況に対する警戒感が払拭(ふっしょく)されつつある。

  不動産情報会社コアロジックが1日発表したデータによると、全国の2月の住宅価格は2.1%上昇と、2003年8月以来の大幅な伸びを記録した。主要都市の上昇率はシドニーとメルボルンにけん引されて2%に達した。

  コアロジックの調査責任者ティム・ローレス氏は「豪住宅市場は幅広いブームのさなかにある」とした上で、急激な値上がりは「過去最低水準の住宅ローン金利や景況改善、政府の刺激策、低い供給水準が重なったことが要因だ」と分析した。同社によると、住宅の売り出し件数は2月の最初の3週間で前年同期比26%減少した。

Australia home prices are surging after a short-lived Covid-induced dip

  住宅価格はシンガポールやカナダ、米国でも上昇しているが、豪州ではブーム再来で、既に問題となっている家計債務が膨らみ、若者が不動産市場に足掛かりを得ることが一段と困難になる恐れがある。先週発表されたリポートによると、世界で最も住宅に手が届かない市場の番付でシドニーが3位、メルボルンが6位に入った。

  豪州の不動産が再び値上がりしている背景には、中銀が政策金利を過去最低水準に引き下げ、その水準を少なくとも3年間維持すると表明していることがある。また在宅勤務スペースのあるより広い住宅を買い求める動きのほか、急激な価格上昇で乗り遅れることへの買い手側の不安の再燃もある。

  オーストラリア・コモンウェルス銀行は住宅価格が向こう2年間に16%上昇する可能性があると予想している。

Payments Resume

Mortgage deferrals have dwindled as the economy rebounds from Covid

Company filings

NAB, ANZ as of Dec. 31; Commonwealth, Westpac as of Jan. 31

原題:Housing Booms in Australia as Prices Surge Most in 17 Years (1)(抜粋)

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