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【債券週間展望】長期金利0.2%目指す展開か、米金利上昇懸念根強い

3月第1週(1日-5日)の債券市場では、日本銀行の長短金利操作イールドカーブコントロール(YCC)政策下で長期金利の変動幅上限となる0.2%を目指す展開が見込まれている。

市場参加者の見方

◎三井住友トラスト・アセットマネジメントの押久保直也シニアエコノミスト

  • 米金利市場のボラティリティー(相場変動率)が上がってきており、売りが売りを呼んで引き続き米長期金利は上昇方向でオーバーシュートしやすい局面にある
  • 国内に関しては利回り曲線をスティープ(傾斜)化させたい日銀の意図は明確で、長期金利が0.2%に上昇しても静観する可能性がある
  • 金利の上昇めどが不透明な状況で、来週の10年債と30年債の入札は水準感での買いも入りにくいと思われる
  • 長期金利の予想レンジは0.15%~0.20%

◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 年後半に向けた米景気の回復期待は強く、米長期金利の大幅な低下は見込みづらい
  • ただ、米国の金融緩和政策は長期化する見通しで、米長期金利の上昇が一服すれば、国内の債券相場も落ち着きを取り戻すだろう
  • 来週の国債入札は下値での押し目買い姿勢に変化はないと思われるが、大幅な利回り低下が見込みづらい環境で投資家がやや慎重になる可能性もある
  • 長期金利の予想レンジは0.14%~0.18%

入札予定

対象発行予定額
  2日10年債2.6兆円程度
  4日30年債9000億円程度


主な材料

  • 1日:日銀債券市場サーベイ
  • 1日:2月の米ISM製造業景況指数
  • 1日:米ニューヨーク連銀総裁が講演、アトランタ連銀総裁らがパネル討論会出席
  • 2日:米ブレイナードFRB理事が討論会参加、サンフランシスコ連銀総裁が講演
  • 3日:片岡日銀審議委員、群馬県金融経済懇談会であいさつ、記者会見(オンライン形式)
  • 3日:米地区連銀経済報告(ベージュブック)公表
  • 5日:2月の米雇用統計
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