, コンテンツにスキップする

米株市場を襲う金利上昇の嵐-ゴールドマンの警戒水準を突破

  • 長期金利上昇が株式市場ではテスラなどハイテク銘柄直撃
  • 2月の米10年債利回りの上昇幅は40bpに達した

ほんの数日前、株式強気派は債券利回り上昇については過度に心配していないと語っていた。金利は依然として低く、上昇ペースが秩序だったものであれば株式には問題ないというのが根拠だった。

  25日の金融市場の混乱で、その議論には終止符が打たれるかもしれない。

  米金融市場ではこの日、10年債利回りが10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)余り上昇し、2月に入ってからの上昇幅は40bpに達した。ゴールドマン・サックス・グループのストラテジストが株式に問題を引き起こしかねないと警告していた36bpを超える上げ幅だ。

  米国債相場は7年債入札で需要が軟調だったのを受け、午後の早い時間帯に大きく下げた。株式市場はこれに反応し、一時は1739銘柄が下落するなど今年2番目に大きな売り浴びせとなった。テスラなど高バリエーション株が下げを主導し、ハイテク銘柄中心のナスダック100指数は3.6%安で取引を終えた。

テスラ一時9.6%、アーク4日で15%急落-米長期金利上昇がテク株直撃

Stocks taking a hit as yield gains gather pace

  株式強気派はこれまで、金利上昇は景気回復への自信の表れであり、企業業績にも追い風になるとしてリスクには目をつぶってきた。しかし、債券利回りの急上昇は、株式市場が一定の調整を避けられない可能性を示唆している。ライアン・ハモンド、デービッド・コスティン両氏らゴールドマンのストラテジストは今月に入って出したリポートで、株式市場は通常、月内の金利上昇が2標準偏差以上となると下落する傾向があると指摘。足元では36bpに相当するとしていた。

  ナショナル・セキュリティーズのチーフ市場ストラテジスト、アーサー・ホーガン氏は「これは米国債相場のフラッシュクラッシュに似ている」と指摘。「われわれはついに、経済活動改善の見通しに利回りが反応するのを目の当たりにしている」と述べ、「それが猛烈なペースで起きれば市場は混乱に陥る」と付け加えた。

参考記事
国債売りが売りを呼ぶコンベクシティヘッジの影、市場は戦々恐々 (1)
金利上昇で変わる米株市場、ハイテク銘柄から1兆ドル吹き飛ぶ (1)

原題:
Stock Market Hits Rate Pain Threshold Goldman Sachs Warned About(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE