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ESG投資にネットバブルとの類似点-ノルウェーSWFのトップ

  • 短期的には調整リスク、長期的には大きなポテンシャル
  • 「グリーンシフトで起きていることは極めて重要であり、本物だ」

世界最大の政府系ファンド (SWF)のトップが、今のサステナブル資産市場とインターネットバブル崩壊直前のハイテク株との間に明らかな類似点があると指摘した。

  昨年9月からノルウェーのSWF、政府年金基金グローバルを運営するノルウェー中央銀行投資管理部門(NBIM)の最高経営責任者(CEO)を務めるニコライ・タンゲン氏は、就任に伴いバブルの不安が生じたと語った。

  タンゲン氏はその一方で、気候変動への影響に配慮するサステナブル資産のフロス(泡)気味の価格について、ハイテク株が最終的にそうだったように長期的な潜在力を反映している可能性もあるとの見解を示した。

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ノルウェーのSWF運用の最高責任者ニコライ・タンゲン氏

写真家:Hakon Mosvold Larsen / NTP Scanpix / AFP / Getty Images

  同氏は25日のインタビューで、「今の状況を例えば2000年より前の状況と比較して興味深いのは、テクノロジー企業が将来成功するという株式市場の見立て正しかったということだ。バリュエーションが若干高くなり再び下落したが、技術の発展は続いた」と述べた。

  同氏が注目する類似点は、環境・社会・ガバナンス(ESG)を標榜(ひょうぼう)する株式や債券が、短期的に調整リスクはあるものの、長期的には著しい潜在力を秘めている可能性を示唆する。

  タンゲン氏は「われわれは同じような現象を目にしているのかもしれない。グリーンシフトで起きていることは極めて重要であり、本物だ。しかし、株価がそれをどの程度正しく反映しているかは別問題だ」と発言した。

  グリーンボンド先駆者のスウェーデンの銀行SEBによれば、サステナビリティーの基準を満たす債券の世界での発行額は、今年少なくとも1兆ドル(約106兆円)に達する。

Dot.com crash was followed by a prolonged rally

原題:
World’s Biggest Wealth Fund Draws Dot-Com Parallel With ESG(抜粋)

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