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米追加金融緩和、不均一な景気回復を増幅させる可能性-ジョージ総裁

米カンザスシティー連銀のジョージ総裁は「高失業率の継続や目標を下回るインフレ率、見通しを取り巻く不確実性を踏まえれば、緩和策の引き揚げについて議論するのは時期尚早だ」とも述べた。

  ジョージ総裁は25日、バーチャル形式で講演した。原稿によると「同様に、長期金利の最近の顕著な上昇は私の見解では幾つかの理由で金融政策対応を正当化しない」と発言。「今年の10年債利回り上昇の大半は実質利回りの上昇を反映しているもようで、実質利回りがインフレ期待をコントロールする金利だ。この上昇の大半は景気回復の強さに対する楽観が広がりつつあることを反映している可能性が高く、成長期待が高まりつつあるとの心強い兆しとしてみることができる」と述べた。

  さらに「これが本当に利回り上昇の理由である場合、そもそもの上昇につながった楽観を打ち消すほどの水準にまで上昇する可能性は低い。実質利回りの指標は引き続き大幅なマイナスで、過去最低に近い水準だ」と続けた。

  総裁は「いかなる追加の刺激措置も、新型コロナウイルス流行に関連した景気低迷の明確な特徴となってきた不均一性を悪化させる可能性がある。過去1年間の金融緩和は適切だったとはいえ、現在見受けられる不均一性に既につながっているようだ」と話した。

  ジョージ総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で議決権を持たない。

原題:
George Says More Fed Stimulus Could Exacerbate Uneven Recovery(抜粋)

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