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NZ中銀「長期の金融刺激」なお必要-情勢次第で追加利下げも

更新日時
  • 政策金利0.25%に据え置き、資産購入規模も1000億NZドルに維持
  • インフレと雇用の目標達成には「かなりの時間と忍耐」が必要

ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)は24日、金融刺激策を性急に解除しない方針を示唆した。インフレは来年鈍化する見通しであり、新型コロナウイルス禍の下で経済見通しはなお非常に不透明だとした。

  NZ中銀は声明で、「長期にわたる金融政策の刺激」が引き続き必要だとした上で、インフレと雇用の目標達成には「かなりの時間と忍耐」を要するだろうと指摘した。  

  同中銀は政策金利であるオフィシャル・キャッシュレート(OCR)を過去最低の0.25%に据え置いた。「大規模資産購入プログラム(LSAP)」の規模も1000億NZドル(約7兆8000億円)のまま維持することを決めた。さらに「必要なら追加の金融刺激を提供する用意が引き続きある」と表明した。

  ブルームバーグが調査したエコノミスト人22人全員が政策金利の据え置きを予想していた。

  ASBバンクのチーフエコノミスト、ニック・タフリー氏(オークランド在勤)は「NZ中銀が2022年8月から慎重に利上げを開始するとなお見込んでいる」と語った。

  NZ中銀は「金融政策委員会(MPC)は消費者物価上昇率と雇用の目標を持続的に達成していると確信が持てるまで、金融政策スタンスを変更しないことで一致した」と説明。必要に応じてマイナスのOCRを可能にする作業が完了したとした上で、現行の金融政策の設定は「インフレと雇用のレミット(責務)を達成する上で適切」との認識を示した。

  オア総裁は記者会見で、債券利回り上昇や為替レートの影響で金融情勢が過度に引き締まる場合には、OCRの「さらなる下げもあり得る」と発言した。

  同中銀は21年3月まで1年間の成長率をプラス1.2%と予測。昨年11月時点では0.9%のマイナス成長を見込んでいた。インフレ率は来年1.4%に鈍化するとみている。

  NZドルは対米ドルで上昇し、3年ぶりの高値を更新。ウェリントン時間午後4時14分(日本時間同0時14分)時点で1NZドル=0.7370米ドルで推移している。政策決定の発表前は0.7349米ドルだった。

原題:RBNZ Says ‘Prolonged’ Monetary Stimulus Remains Necessary (2)、New Zealand Keeps Rate Unchanged at 0.25%; Decision History(抜粋)

(中銀総裁発言や経済予測を追加して更新します)
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