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「テーパーなきタントラム」米長期金利4月までに2%も-為替に波及

  • 非常に低い外為市場ボラティリティーが高まるのはほぼ確実との見方
  • 円に注目すべきであり「上昇余地はより大きい」とBNYメロン

バイデン米政権が推進する1兆9000億ドル(約200兆円)規模の追加経済対策案に加え、その後さらなる景気浮揚策が導入されるとの見通しが広がり、米国債利回りが歴史的な低水準から反転する準備が整いつつある。これに伴い、外国為替市場でもボラティリティーが高まる可能性が高い。

  米国の長期金利は追加経済対策の成立を待たずに既に上昇し、今後何が起きるか予兆が示されている。ブラックロックは年内に最大2兆8000億ドルの追加財政支出を見込んでおり、長期金利がさらに上昇するリスクがあるとみている。

  2013年に当時のバーナンキ連邦準備制度理事会(FRB)議長が量的緩和(QE)の段階的縮小に言及し、利回りが急上昇した現象は「テーパータントラム(市場のかんしゃく)」と呼ばれた。

  これに対し、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BNYメロン)の米州為替&マクロ・ストラテジスト、ジョン・ベリス氏は、「テーパーなきタントラム」の下で、米国の10年国債利回りが4月までに2%に達することはあり得ると予測する。

  債券版の恐怖指数とされるメリルリンチ・オプション・ボラティリティー・エスティメート(MOVE)指数の考案者であるハーレー・バスマン氏は、外為市場のボラティリティーが非常に低く、それが今後高まるのはほぼ確実だと指摘する。

  ベリス氏は電話取材に対し、「最終的に2兆ドルから3兆ドルに達する可能性がある巨額の刺激策が準備されている。それにはインフラと成長に重点を置く次の経済対策も含まれる」と語った。

  同氏はその上で、主要通貨でインプライド・ ボラティリティーが最も低い通貨の一つ、円に注目すべきであり「上昇余地はより大きい」と述べる一方、ドルの次の方向性は「やや不明瞭」との見方を示した。

  

One gauge of euro/dollar has been on downward trend this year

原題:Debt Markets Brace for Higher Yields to Stay as Stimulus Sets In(抜粋)

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