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米国債が下げ幅拡大、アジアの投資家は買いに慎重

更新日時
  • デュレーションをロングにするのは危険-ドゥーガン氏
  • 市場はパウエルFRB議長の証言に注目し様子見

22日の金融市場では、年初来で最悪のパフォーマンスとなった先週の下落を引き継いで、米国債が下げ幅を広げた。通常は利回り上昇で買いに入るアジアの買い手にも動く気配がほとんど見られない。

  10年物米国債利回りは一時6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し1.39%となった。先週には約12bp上昇していた。22日は商品相場やその他のインフレ指標が上昇している。

  世界の投資家は米刺激策の景気回復と物価圧力への影響を見極めようとしており、米国債の買い手の間に模様眺めムードが広がっていることが浮き彫りとなった。新型コロナウイルスワクチン接種の進展も成長とインフレの回復期待を後押ししている。

Treasuries continue Friday's slide from the open in Asia

  グローバルCIOオフィスのゲーリー・ドゥーガン最高経営責任者(CEO)は、「現時点ではデュレーションをロングにするべきではない。リフレを見込む取引が膨らみ続けている中では非常に危険だ」と述べた。

  一方、米国債利回りの一段の上昇に対する目先の最大のハードルは、米連邦準備制度が米国債の変動を抑えるために購入を増やす可能性だ。市場はパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の23日の議会証言に注目している。

  「米10年債利回りは今の段階で2%になっているべきところだが、連邦準備制度が動くかどうかや、パウエル議長が何を言うのかについて考えながら皆が様子見をしている」とドゥーガン氏は話した。

  米国債に連れてオーストラリア国債も下落し、10年債利回りは一時14bp上昇した。

原題:Treasuries Extend Losing Streak in Asia as Buyers Stand Back(抜粋)

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