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パウエル議長、刺激策巡り与野党からの圧力に直面か-議会証言で

  • 景気支援継続の必要性を強調ならバイデン政権の対策後押しへ
  • 共和党は刺激策長期化に伴うリスクへの言及を促したい考えか

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は今週、金融政策についての半期に一度の議会証言に臨む。民主党が上下両院の主導権を握って以降では初めてで、パウエル議長には同党の景気刺激策を支持するよう圧力が加えられることが予想される。

  新型コロナウイルス禍に対処するため、バイデン大統領は1兆9000億ドル(約200兆円)規模の経済対策案を掲げている。パウエル議長は恐らく、この大型対策がインフレ高進のリスクを高めることはないとの見解を示すことになりそうだ。

Powell And Mnuchin Testify Before Senate Banking Committee

パウエルFRB議長

Photographer: Susan Walsh/AP Photo/Bloomberg

  パウエル議長は米東部時間23日午前10時(日本時間24日午前0時)から上院銀行委員会、24日も同時刻から下院金融委員会で開催されるバーチャル形式の公聴会に出席予定。パンデミック(世界的大流行)の影響で多数の米国民が引き続き失業している点に言及するとともに、金融政策による支援をすぐに引き揚げることは検討していないと繰り返す可能性がある。

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  議会で審議中の経済対策案は米国でも史上最大規模で、民主・共和両党の一部エコノミストからは、物価圧力の望ましくない上昇や金融市場の行き過ぎにつながりかねないとの懸念の声が上がっている。

  パウエル議長はこの数週間、こうした懸念の両方に否定的であり、今週の公聴会でもこれまでの路線を堅持すれば、景気刺激が不十分な場合のリスクの方が大胆に行動するリスクよりも大きいとするイエレン財務長官をはじめとする民主党側の主張を追認したと受け止められる公算が大きい。

  バークレイズの米国担当チーフエコノミスト、マイケル・ゲーペン氏は「労働市場の現状が当局目標からどれほど隔絶し、それこそが勝利宣言したり次の段階に移行したりするには時期尚早な理由であるとの論旨にパウエル議長は回帰するだろう」と語った。

  民主党は恐らく、米経済にはさらなる支援が必要だとの警告を繰り返すようパウエル議長に迫るものと予想される。これに対し共和党は、刺激策の長期化に伴うリスクに言及するよう議長に圧力を加えるかもしれない。ゲームストップ株などの乱高下を受け、資産バブルを心配する声が上がっていることが背景にある。

Investors increasingly anticipate withdrawal of stimulus

原題:Powell to Face Pressure From Lawmakers Over Stimulus This Week(抜粋)

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