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【米国市況】S&P500種が小幅安、国債利回り上昇-原油続落

19日の米株式市場ではS&P500種株価指数が小幅安。米国債指標銘柄の利回りが1年ぶりの高水準となり、借り入れコストの上昇と物価上昇圧力で景気回復が腰折れするとの懸念が再燃した。

  • 米国株は素材が上昇、公益や生活必需品銘柄が下げ
  • 米国債は続落、10年債利回り1.34%に上昇
  • ドルが下落、ポンドは一時節目の1.40ドル突破
  • NY原油は続落、米テキサス州で生産再開の動き
  • NY金は小幅高、ドル下落で下げ埋める展開

  S&P500種株価指数は取引終了間際に下げに転じ、週間ベースで3週間ぶりのマイナスとなった。業種別指数は公益事業と生活必需品が特に大きく下げた一方、素材とエネルギーは上昇した。大型ハイテク銘柄が中心のナスダック100指数はマイクロソフトとフェイスブックの下げが響き、4日続落となった。

  S&P500種は前日比0.2%安の3906.71。ダウ工業株30種平均は98セント高の31494.32ドル。ナスダック総合指数は0.1%上昇。

  米国債は続落。ニューヨーク時間午後4時48分現在、10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.34%と、約1年ぶりの高水準。一時は1.36%台に乗せた。

  シティ・パーソナル・ウェルス・マネジメントの投資戦略責任者、ショーン・スナイダー氏は、米経済対策を待つ動きとインフレ高進を見込む取引が現在の市場の二大要素だとし、「投資家はインフレの兆候に鋭い目を向けている」と指摘。「米国債利回りが上昇しており、これが市場を多少神経質にしている」と語った。

  外国為替市場ではドルが下げ幅を縮小。この日は米国債利回りが上昇する中、米国株が高安まちまちとなったのが背景。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%低下。週間ベースではプラスを確保した。ドルは対円で0.2%安の1ドル=105円47銭。ユーロは対ドルで0.2%高の1ユーロ=1.2115ドル。ポンドはドルに対して0.2%高の1ポンド=1.4004ドルと、心理的節目の1.40ドルを突破した。

Dollar heads for slim weekly gain

  ニューヨーク原油先物相場は続落し、1週間ぶりの安値となった。米テキサス州で原油生産が徐々に再開されたことが背景。一方、寒波の影響でメキシコ湾岸では製油所の操業再開に数週間かかるとみられる中、ガソリンと原油の価格差である精製マージンは拡大した。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限は、1.28ドル(2.1%)安の1バレル=59.24ドルで終了。ドル建てでは昨年12月下旬以来の大幅下落となった。ロンドンICEの北海ブレント4月限は1.02ドル下げて62.91ドルで、下げ幅は1月15日以来の大きさ。

  ニューヨーク金相場は小幅上昇。スポット価格は一時7カ月ぶり安値を付けたが、ドルが下落するにつれ、下げを埋めた。ニューヨーク時間午後1時34分現在は、前日比0.1%高。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は0.1%高の1オンス=1777.40ドルで終了した。

原題:U.S. Stocks Edge Lower While Bonds Extend Losses: Markets Wrap(抜粋)

U.S. Treasuries Extend Slide as Yields Set Fresh One-Year Highs(抜粋)

USD Pares Loss Amid Mixed Shares, Higher Yields: Inside G-10(抜粋)

Crude Slides With Texas Oil Wells Seen Restarting Output(抜粋)

Gold Goes From a Star Commodity to Laggard in Shocking Reversal(抜粋)

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