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バイデン大統領、「民主主義の堅持」を同盟国に訴え-独裁傾斜を警告

バイデン米大統領は19日、世界は歴史の「分岐点」に来ており、独裁主義に傾きかねないと警告し、民主主義の堅持を同盟国に訴えた。

  バイデン大統領はミュンヘン安全保障会議のオンライン会合で演説し、「世界がこれから向かう方向について、根本的な論争が展開している」と指摘。「第4次産業革命からパンデミックに至るまであらゆる問題を考慮すれば、独裁主義が将来に向けた最善の道だと主張する勢力。そしてこうした問題を克服するために民主主義が不可欠だと理解する者たち。この2者による論争だ」と説明した。

演説するバイデン米大統領

出所:ブルームバーグ

  米国の新政権はトランプ前政権が掲げた「米国第一主義」と決別し、世界の問題と向き合うために同盟国との関係を修復し集団として取り組むことをアピールしている。バイデン氏は演説の冒頭で、集団的自衛権の行使を定めた北大西洋条約機構(NATO)の条約第5条を順守すると約束した。トランプ前大統領は就任当初、これを拒否し議論を引き起こしていた。

バイデン氏の演説、その他の主なポイント

  • 前政権が交代間際に指示した駐ドイツ米軍の撤退を停止
  • 「民主主義は偶然の産物ではない。われわれはこれを守り、このために闘い、強化し、新たにしなくてはならない」
  • 米国はこの日、正式にパリ協定に復帰。4月22日の気候サミットに各国首脳を招待
  • 中国との長期に及ぶ戦略的競争に向けて、われわれは協力して備える必要がある
  • 国際的な経済システムの根本的な価値を損なうような、中国政府による侵害や強要に対し、われわれは抵抗しなくてはならない
  • このほか国際的な安全保障の課題としてロシアや中国との競争、サイバーセキュリティー、核兵器拡散、アフガニスタンからの米軍撤退などを列挙

原題:Biden Pleads for Democracy Over Autocracy, Repudiating Trump (1)(抜粋)

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