米中古住宅販売が予想外に増加、3カ月ぶり高水準-在庫が不足
Reade Pickert
更新日時
全米不動産業者協会(NAR)が発表した1月の中古住宅販売件数は、市場の予想に反して増加し3カ月ぶり高水準となった。住宅ブームの原動力である極めて低いローン金利を活用する動きが続いた。
キーポイント |
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米中古住宅販売件数の推移
出所:NAR
インサイト
- 住宅以外の経済分野が出遅れる中、ローン金利の低さや広い一戸建てに住み替える動きが住宅需要を後押ししてきた
- 一方で価格の上昇や在庫不足、ローン金利上昇の見通しが今後、需要を圧迫する可能性がある
- NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏:
- 「在庫が増えなくてはならない」
- より多くの住宅が売りに出れば「販売はさらに拡大する可能性がある」
詳細
- 販売に要する日数は21日-前年同月は43日
- 中古住宅在庫は前年同月比25.7%減の104万戸と過去最低
- 販売に対する在庫比率は1.9カ月-前年同月は3.1カ月
- 販売は南部と中西部で増加、西部と北東部で減少
- 統計表

原題:U.S. Existing-Home Sales Unexpectedly Rise to Three-Month High(抜粋)
(統計の詳細とチャートを追加し、更新します)
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