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ローテーションに異変、成長からバリューでなく「リスク追求」一色

  • バリュー株と成長株の指数、今年に入っていずれも約4%上昇
  • 変動性の高いバリュー株とリスク高めの成長株の両方が買われている

株式市場での世界的なローテーションは今年、成長株からバリュー株へという流れではなく、両方のグループの中で最もリスクの高い銘柄を追う動きに変わったようだ。

   MSCIワールド・バリュー指数は今年これまでに約4%上昇と、グロース株の指数のパフォーマンスとあまり変わらない。2020年11月の米大統領選挙直後から年末にかけては6ポイントもアウトパフォームしていた。ソシエテ・ジェネラルの分析によると、投資家は今年、ボラティリティーの高いバリュー株とリスクの高い成長株の両方に投資している。

  アンドルー・ラプソーン氏ら同社ストラテジストは18日のリポートで、「割高でエキサイティングなテクノロジー株であるか景気低迷で売り込まれた割安な銘柄であるかにかかわらず、今年これまでのところ投資家が求めたのはリスクの高い銘柄だった」と指摘した。

Barbell Brigade

Investors chasing cohorts of both value and growth stocks this year

Source: SocGen

  ソシエテによれば、世界の株式の中で最も割高で変動性の大きい銘柄は今年これまでに12%余り値上がりしたが、割安でボラティリティーの高い銘柄も約11%上昇した。一方、割高で安定した銘柄はアンダーパフォームしている。

  昨年終盤は、米大統領選挙後に高まった追加経済対策期待とワクチン接種の開始が、テクノロジーなどのセクターからバリュー株への世界的なローテーションを引き起こした。バリュー株を有利にする要素は今も変わっていないが、データは投資家が対照的な資産を組み合わせる「バーベル戦略」に転じたことを示唆する。その中で、成長株でも安定し過ぎていない銘柄へは投資を継続している。

  こうした分析は、リフレに関する良いニュースの多くは既に市場に織り込まれリスク資産バブルの懸念が生じているとの見方を支えるものだ。ソシエテのストラテジストらによれば、ここ数カ月のテーマは「バリュー対成長」ではなく、「高リスク資産の上昇」だった。

原題:
Global Value Rotation Has Morphed Into Chasing Risk at Any Price(抜粋)

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