, コンテンツにスキップする

中国、東北部で産児制限の全廃検討-出生率低下に歯止めかからず

  • 東北部は出生率の低さ目立つ-比較的緩い制限でも出産意欲低い
  • 社会・経済的要因大きく、公的サービス改善や子育て悩みへ対応必要

急速な高齢化に見舞われる中国の当局は、出生率低下に歯止めをかけるための新たな措置として、東北部での産児制限の全廃を検討している。

  国家衛生健康委員会は18日公表した声明で、「包括的な産児政策の試験計画」が東北部で実行可能だと提言した。中国は一部の地域で新たな政策を試し、うまくいけば全国に展開する手法を採用してきている。

  数十年にわたり産児制限で人口の伸びを抑えてきた中国では、高齢化が先進国の大半を上回るペースで進んでいる。近年は産児制限を緩和してきたが、出生率の低下は止まらず、2019年は少なくとも1949年以降で最も低くなった。

  警察に届け出のあった昨年の新生児数は約15%減少しており、出生率の低下が続いた公算が大きい。全面的なデータは4月に公表される。

中国の新生児登録、昨年は14.8%減の1004万人-警察への届け出

  東北部の省は全国でも出生率の低さが際立っている。国家衛生健康委は声明で、産児制限の撤廃で地元経済や社会の安定にどのような影響があるのか研究が可能だとしながらも、現在の比較的緩い制限でも東北部では子供をもうける意欲が低いと指摘した。

  同委は声明で、「経済的負担や育児、女性のキャリアアップをはじめとする社会的・経済的要因が出生に影響を与える重要な要素になっている」と分析。公的サービスの改善や子育ての悩みへの対応策を呼び掛けた。

原題:China Mulls Lifting Birth Restrictions in Northeast Region (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE