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【債券週間展望】利回り曲線フラット化、米金利上昇一服や月末需要で

2月第4週(22日-26日)の債券市場では利回り曲線にフラット(平たん)化圧力が掛かる展開が予想されている。米長期金利の上昇が一服していることに加えて、月末に保有債券を長期化する投資家からの買い需要が見込まれるためだ。

市場参加者の見方

◎野村証券の中島武信チーフ金利ストラテジスト

  • 海外金利次第の面はあるが、株高も落ち着き始める中、超長期ゾーンは需給が良く、月末に伴う保有債券の長期化でさらに強くなりそう
  • 米国の長期金利が日本の金利を押し上げている状況だが、米国は1.33%がいったんのピーク。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨も緩和縮小に積極的な声は見られなかった
  • 3月に日本銀行の政策点検を控えているという特殊事情や、決算が近いので押し目買いが入りにくくなっている面はある
  • 一方、3月の国債買い入れオペの月間予定も据え置きとの見方が大勢で、点検会合を控えてオペの方針変更を打ち出すことも考えにくい
  • 長期金利の予想レンジは0.080%~0.110%

◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 日銀の政策点検を確認するまでは投資家も積極的には動きづらく、大幅な利回り低下は見込みづらい
  • 米長期金利の上昇は一服しているが、景気回復期待は強く、目先の低下余地は限られそうだ
  • 各年限の国債買い入れオペは据え置かれる可能性が高いが、3月の月間計画の買い入れ額は注目される
  • 2年国債入札はこれまで通り消化に問題はないだろう
  • 長期金利の予想レンジは0.080%~0.120%

国債入札予定

対象発行予定額
  24日

流動性供給

(残存5年超15.5年以下)

5000億円程度
  26日2年利付国債3兆円程度

日銀オペ予定

対象年限直近の通知額
22日10-25年1200億円
25年超300億円
25日1-3年4000億円
3-5年3700億円
5-10年4200億円


主な材料

  • 22日:ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、基調講演
  • 23日:パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長、議会証言(上院銀行委員会、24日は下院金融委員会)
  • 26日:2月の東京都区部消費者物価指数(CPI)
  • 26日:日銀、長期国債買い入れの月間予定(3月)
  • 26日:G20財務相・中央銀行総裁会議(27日まで)
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