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ブレイナードFRB理事、金融機関は今から気候変動リスクに備えよ

  • 過酷な気象現象の物理的リスクと低炭素経済への移行リスクに言及
  • FRBは先月、関連リスク研究のための「監督・気候委員会」を設置

米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事は18日、気候変動および環境に優しいエネルギーへの経済全体の移行について、金融機関は今からそのリスクに備え始めなければ、混乱に見舞われる恐れがあると述べた。

  ブレイナード氏は国際金融協会(IIF)主催の会議での講演テキストで、気候変動に起因する過酷な気象現象からの物理的リスクと、政策や技術、消費者の行動の変化を受けた低炭素経済への移行リスクの2つに金融機関は直面すると指摘した。

Fed's Brainard

ブレイナードFRB理事

写真家:Andrew Harrer / Bloomberg

  具体的には「監督対象の金融機関には、クレジットや市場、オペレーション、評判、流動性などに絡むリスクの増大を通じ、従来型の金融リスクとしてこのような物理的リスクと移行リスクが具現化する可能性がある」と警告した。

  その上で、気候関連リスクがどう現出するか不確実である点を踏まえると、シナリオ分析がリスク評価のための「有益な手段の1つとなるかもしれない」との考えを示した。

  FRBは先月、こうしたリスクを研究するための「監督・気候委員会(SCC)」を設置。また、国際決済銀行(BIS)バーゼル銀行監督委員会の気候関連金融リスク・タスクフォースの共同議長を務める。

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原題:
Fed’s Brainard Highlights Risks Banks Face From Climate Change(抜粋)

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