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【新型コロナ】G7がCOVAXを後押し-ワクチン1回接種で効果

更新日時
  • 米国はCOVAXに最大40億ドル拠出計画、仏はワクチン5%を提供
  • 大寒波のテキサス州、ワクチン接種と検査を再開へ

主要7カ国(G7)は途上国での新型コロナウイルスワクチン普及を目指す世界保健機関(WHO)主導の共同購入枠組み「COVAX(コバックス)」を後押しする。

  米国は最大40億ドル(約4230億円)の拠出を計画しており、フランスはコロナワクチン確保分の5%を無償提供する。英国も19日のオンライン形式のG7首脳会議で、ワクチンの余剰分を提供すると発表する予定。

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  米ノババックスは同社の新型コロナワクチン候補をCOVAX向けに累計11億回分供給することで合意したと発表した。

ノババックス株急伸、COVAXにコロナワクチン11億回分供給で合意

  米国内で供給される新型コロナワクチンの量は、今後大きく伸びる見込みだ。ブルームバーグの分析が示したもので、全米でワクチン接種の回数を大幅に増やすことが可能になる。

  現在の供給量は週当たり1000万-1500万回分と、1日に可能な接種は160万回にとどまっているが、3月には週当たり約2000万回分に増加。さらに4、5月には2500万回分を超え、6月には3000万回分強と現在の約2倍となる見通し。夏には1日当たり450万回の接種が可能になる見込みだ。

  ブルームバーグの分析は、企業や政府の発表資料、実施済みの接種回数のデータ、ワクチン製造の取り組みに詳しい複数の関係者が匿名を条件に提供した情報などに基づいている。

  米国を襲っている猛烈な寒波の影響でニューヨーク市やフロリダ州、プエルトリコなどでワクチン接種の遅れが続いている。米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長は一部地域で接種が停止していると述べた。マサチューセッツ州は次に出荷されるワクチンの受け取りで州兵を派遣する可能性があるとした。

  米ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナワクチンは、1回接種で有症候感染を大幅に減らしたことが、医学誌ランセットに掲載された分析結果の報告書で明らかになった。

ファイザー製コロナワクチン、1回接種で有症候性感染85%減-医学誌

  ブラジルのコロナ感染者は累計で1000万人を超えた。この大台突破は米国、インドに続き3カ国目。同国ではワクチン不足の中で変異株感染が拡大しており、18日の新規感染者は5万1879人と増加傾向にある。死者数は1367人増え、世界で2番目に多い24万3457人に達した。

  米ジョンズ・ホプキンズ大学とブルームバーグの集計データによると、世界の感染者数は1億1000万人、死者数は244万人をそれぞれ上回った。ワクチン接種は全世界で1億9300万回を超えた。

Encouraging Signs

The number of new Covid-19 cases has fallen sharply in recent weeks

Source: Johns Hopkins University, Bloomberg

  猛烈な寒波と停電で都市機能がまひ状態に陥っていた米テキサス州は、19日にワクチン接種と検査を再開する計画だ。

大寒波によるエネルギー危機に長期化懸念、操業回復に数週間か (1)

  ワクチンメーカーは妊婦を対象にしたコロナ治験に着手する。ファイザーとビオンテックは妊娠後期の女性4000人の治験を始める予定であり、アストラゼネカとジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)も今後数カ月以内に治験を計画している。

  WHOのパンデミック(世界的大流行)宣言から約1年となる中、世界の感染者の伸びは鈍化の兆候を示している。ジョンズ・ホプキンズ大学のデータによると、今月14日終了週の新規感染者は270万人と、昨年10月以降で最少となった。

原題:G-7 Nations Boost Covax; Single Dose Shows Impact: Virus UpdateBrazil Hits 10 Million Covid Cases With New Strain Taking HoldA U.S. Vaccine Surge Is Coming, With Millions of Doses Promised(抜粋)

(COVAXやノババックスなどの情報を追加して更新します)
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