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実質利回り上昇、株式市場に打撃与える恐れ-ECB会合で理事が警告

  • ECBは1月20、21日両日の政策会合の議事要旨を公表
  • 市場での安定したプレゼンスを強調することの重要性を認識

欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル理事は1月の政策委員会会合で、世界的な実質利回り上昇が株式市場に打撃を与える可能性があると警告した。

  ECBが18日公表した1月20、21日両日の議事要旨によると、同理事は「株価は最終的に、世界的な実質利回り上昇から影響を受ける可能性がある」とし、「いっそうの持続的な実質金利上昇は、株式の相対的な魅力を急速に低下させ、それによってより広範なリプライシングをもたらすリスクがある」と指摘した。

  政策委は「良好な資金調達環境を確実にするため市場での安定したプレゼンスを維持する」コミットメントと、中銀預金金利を含め全ての政策手段を調整する用意が引き続きあると伝えることが非常に重要だとの認識を深めた。

そのほかの議論は以下の通り。

  • 「12月のスタッフ予測で示された迅速な成長回復見通しは楽観的過ぎた可能性があり、2021年4-6月(第2四半期)の成長は長期の経済封鎖で下押しの公算が大きい」
  • 「ワクチン接種の進展が遅いことに加え、昨年12月の年末休暇後に広がった感染力の強い変異ウイルスによる影響への懸念も表明された」
  • 「政策委メンバーは、パンデミック(世界的大流行)の期間を通じて良好な資金調達環境を維持するためには十分な金融緩和が引き続き不可欠であると同意した」
  • 「全体として、昨年12月に決定された政策手段の再調整は現在も適切でバランスが取れているが、利点と意図せず生じ得る副作用を十分に考慮した上で、あらゆる政策手段を選択肢にとどめる必要があると広く認識された」

原題:ECB’s Schnabel Warned Stocks May be Vulnerable to Rising Yields、ECB’s Schnabel Warns of Stocks Risk From Rising Real Yields(抜粋)

 

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