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日銀ETFの含み益、3月政策点検を前に過去最大の15兆円超に

日本銀行が保有する上場投資信託(ETF)の含み益はここわずか数週間で急拡大した。金融緩和策の点検の結果が3月に公表される予定だが、買い入れ方針の柔軟化を巡り日銀に熟慮を促す圧力が増す可能性が高い。

  ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジストの試算によると、日経平均株価が1990年8月以来の3万円台を回復する中、日銀保有のETFの含み益は今週15兆8000億円と過去最大を更新した。

強烈なリターン

日銀保有のETF含み益は過去最大を更新

出所: ニッセイ基礎研究所の試算

  日銀の黒田東彦総裁は先月27日の参院予算委員会で、保有ETFの含み益が12兆-13兆円であることを明らかにしたが、そこからの増加ペースと規模は日本株の最大株主となった日銀の市場での存在感を改めて浮き彫りにした。

日銀ETF:含み益10兆に拡大、保有総額GPIF抜く-遠のく出口

  井出氏は、含み益の拡大はETF買い入れ方針の柔軟化を日銀に迫る一因となると指摘。「恐らく日銀ももうこの状況で買いたくないと思っている」との見方を示した上で、「3月の点検では柔軟に買っていくということを注意深く示唆するだろう」と語った。

原題:BOJ’s Record Stock Gains Add Pressure for Flexibility on ETFs(抜粋)

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