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ファイザー製ワクチン、南ア型変異株では中和抗体のレベルが低下

  • 実験室での検査結果が米医学誌「NEJM」に17日掲載された
  • 検査データが実際問題として何を意味するのかは現時点で不明

ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンは、南アフリカで最初に確認された変異株に対しては中和抗体のレベルが3分の2ほど低いことが実験室での検査で示された。

  今回のファイザーの結果は、南ア型の変異株で発見された全ての変異を含む実験室作成のウイルスに対する同社製ワクチンの検査の一部。南ア型は従来の新型コロナウイルスに比べて感染力が強いと考えられている。米医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(NEJM)」に17日掲載された検査結果では、ファイザー・ビオンテック製ワクチンの接種を受けた人の血液で、南ア型に似せたウイルスに対する中和抗体の減少が示された。ただ両社は、南ア型に対してもワクチンが依然として効果を発揮すると見込んでいる。

  調査は両社のほか、テキサス大学医学部ガルベストン校の研究者らが実施。研究者らは、ワクチン接種を受けた患者から採取した血液サンプルは全て、南ア型変異株に対する中和抗体がなお有意なレベルを示したとしている。

  検査データが実際問題として何を意味するのかは現時点で不明。南ア型変異株による感染症からの保護に「中和が約3分の2減じる事でどんな影響があるか明らかではない」と研究者らは結論付けている。

参考記事
アストラゼネカのコロナワクチン、南ア変異株への有効性は低下-研究
英国の変異ウイルスがまた変異、ワクチン効果を弱める恐れ

原題:
Pfizer Shot Elicits Fewer Antibodies Vs. South Africa Strain (1)(抜粋)

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