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シティ、ディストレスト債530億円誤算-気付けばレブロン最大級債権者

  • レブロン債権者の資産管理を行う資金運用会社に誤って9億ドル送金
  • 上訴が退けられれば5億ドル余りの債権を抱える貧乏くじを引く

米銀シティグループは、2016年に米化粧品メーカーのレブロンが18億ドル(現在の為替レートで約1900億円)を借り入れた際、融資に関係する事務代行の契約を同社と締結した。ところがバックオフィス(事務管理部門)の大失態により、経営難のレブロンの最大の債権者の一つになる恐れが出てきた。

  シティはレブロンの債権者の資産管理を行う資金運用会社を相手取り、事務代行で誤送金した9億ドルのうち戻らない5億400万ドル(同約530億円)の返還を求める訴訟を起こした。だが、マンハッタンのニューヨーク州南部地区連邦地裁は16日、シティの訴えを退けた

  誤って送金した9億ドルはレブロンが返済していない元本に相当する。シティは上訴して争う構えだが、地裁の決定を覆すことができなければ、5億ドル余りの債権を抱える貧乏くじを引くことになる。

  ブルームバーグ・インテリジェンスのシニア・ディストレスト債アナリスト、フィリップ・ブレンデル氏は「レブロンの融資は完済されたわけでは全くない。上訴が退けられれば、シティは債権者の役割を引き継ぎ、(未返済の)タームローン約9億ドルのうち5億ドル相当の債権を保有することになる」と指摘した。

  シティとレブロンの担当者は、コメントを控えている。

Revlon's debt is still troubled despite jump from pandemic lows

原題:Citi May Get Stuck With Huge Chunk of Distressed Revlon Debt (1)(抜粋)

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