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Photographer: Andrey Rudakov/Bloomberg
cojp

大寒波がロシア石油生産に影響-2月はOPECプラス割当量未満か

  • 1-15日の原油・コンデンセート生産は平均日量1011万5000バレル
  • 寒波の影響でパイプラインへの原油供給が抑制されている

ロシアは2月に石油を増産すると予想されていたが、これまでのところ実現していない。シベリアなど国内各地で異例の寒波が猛威をふるい、一部の油田でパイプラインへの供給が抑制されていることが影響している。

  生産量のデータに詳しい関係者2人が匿名を条件に話したところによると、ロシアの1日から15日までの原油・コンデンセート(超軽質原油)生産は1日当たり平均138万トン。これは日量1011万5000バレルに相当し、1月の水準を約4万4000バレル下回る。

  石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」は先月、2月と3月の供給抑制で合意。サウジアラビアが大幅減産を行う一方、ロシアと隣国カザフスタンは増産、それ以外の参加国は生産を据え置くことになっている。ロシアは2月に日量6万5000バレルの増産が認められた。

  ブルームバーグの推計(換算比率は1トン=7.33バレル)によると、2月第1、2週のコンデンセート生産が1月の水準並みだった場合、原油生産は日量約917万5000バレル相当となり、ロシアの生産枠を日量約8000バレル下回る。OPECプラスが昨年合意した協調減産の下で、ロシアの生産量が同国に割り当てられた量を下回るのは初めてとなる。

  ロシアの国営パイプライン運営会社トランスネフチは、シベリアの一部地点で2月初旬以降にパイプラインへの原油供給が減少しているとし、要因の1つに大寒波の影響を挙げた。ロシア非常事態省は、気温がセ氏マイナス30度を下回った西シベリアの一部地域に対し気象警報を発令した。

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原題:Russia Oil Output Below OPEC+ Quota Amid Cold Siberian Weather(抜粋)

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