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世界の国債相場、今年の滑り出しは2013年以来で最悪-長期債が不振

  • 償還期限20年以上の国債、年初来のリターンは09年来の低水準
  • ドル建てジャンク債の投資家、今年に入り数少ない勝者に

米国のプレジデンツデーの祝日が明けた16日、米国の投資家は本格的なリフレ取引や世界的な債券相場の下落を目の当たりにしている。債券投資家にとって相場はどれほど悪化するのか、また落ち着ける先はどこになるのかに注目が集まっている。

  ブルームバーグ・バークレイズ・グローバル総合指数によると、今年は2013年以来で最悪の滑り出しだ。13年は当時のバーナンキ連邦準備制度理事会(FRB)議長が量的緩和(QE)の段階的縮小を示唆し、利回りが急上昇する「テーパータントラム(市場のかんしゃく)」が起きたが、債券相場はテーパータントラムが起こる前から年明け最初の数カ月間で下落していた。

  米10年債利回りは16日に一時、1.2753%に上昇し、昨年3月のピークを上回った。2年債との利回り差は17年4月以来で最大となった。今週に入り10年債のインフレ連動国債との利回り差であるブレークイーブンレートは14年以来の高水準にある。

Yields climb, curves steepen as break-evens widen

  償還期限の長い国債は特に下げている。ブルームバーグ・バークレイズ米5ー10年債指数のリターンはマイナス1.2%。償還期限が20年以上の国債はマイナス6.8%と、年初来のパフォーマンスとしては09年来で最悪となっている。

Longest Maturities Suffer Worst Returns

Shorter maturities offer some protection from the rout

Bloomberg Barclays Indexes

  同総合指数によると、世界的にも償還期限が5年未満の国債は0.3%未満の損失となっているが、10年を超えると約3.9%のマイナスだ。

  一方、社債のパフォーマンスは今年に入りマイナスではあるものの国債ほどではない。ブルームバーグ・バークレイズ指数によれば、社債のリターンは年初来これまでにマイナス約1.8%。ドル建てジャンク債の投資家は今年、債券市場の中でも数少ない勝者となっている。

U.S. junk bonds give investors gains in 2021 as investment grade loses

原題:Global Bonds Are Suffering the Worst Start to a Year Since 2013(抜粋)

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