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ブリストルとサノフィに制裁金880億円、「プラビックス」販売手法で

  • ハワイ州裁判所は販売手法が州の消費者保護関連法に違反したと判断
  • 両社は上訴する方針-プラビックスは「安全かつ有効な治療薬」

ハワイ州裁判所は15日、米ブリストル・マイヤーズスクイブとフランスのサノフィに対し、8億3400万ドル(約880億円)強の民事制裁金支払いを命じた。抗血栓薬「プラビックス」を不正な手法で販売し、一部利用者の生命をリスクにさらしたとしている。

  同州の第1巡回区裁判所(ホノルル)のディーン・オチアイ判事は両社が1998年12月から12年間にわたってプラビックスを「不公正かつ詐欺的な」方法で販売促進し、健康リスクについて同州の消費者に適切な警告を怠ったと判断した。

  制裁金はハワイ州の消費者保護関連法に違反したことが理由。プラビックスが州内の最大30%の利用者に対し効果がないことを両社が適切に開示しなかったとハワイ州のクレア・コナーズ司法長官側は訴え、同判事はこの主張を認めた。

  これに対しブリストルは電子メールでの発表文で、裁判所判決は「法律の裏付けを欠き、治験結果とも矛盾する」とし、「プラビックスがアジア系の人たちを含め安全かつ有効な治療薬であることを示す多くの科学的証拠がある」と反論。両社が上訴すると説明した。サノフィの担当者にコメントを求める電子メールを米祝日の15日に送ったが、回答はない。

  裁判所資料によると、プラビックスで効果が得られなかった人の多くはアジア系または太平洋諸島系の人たちで、その一部は遺伝的体質ゆえに同医薬品を適切に代謝しなかった。

原題:Bristol-Myers, Sanofi Must Pay $834 Million Over Plavix (3)(抜粋)

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