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ルネサスやJFE稼働再開へ、三井化など稼働停止続く-地震影響

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宮城県や福島県で震度6強を記録した13日の地震による一部企業の生産活動への影響が15日も続いている。アサヒグループホールディングス三井化学などでは一部工場の稼働が現在も停止している一方で、ルネサスエレクトロニクスソニーJFEホールディングスの製造拠点では順次再稼働に向けた準備が始まった。

<地震の影響を受けた企業の状況>

  • 三井化学:市原工場(千葉県市原市)が地震後の停電の影響で停止中。設備に損傷はなく人的被害もなし。再開には10日程度かかる見込み
  • アサヒGH:アサヒビールの福島工場(福島県本宮市)で一部設備が被災し製造と出荷を停止
    • 製品の製造と出荷の再開は3月上旬となる見込み
    • 荷崩れが発生したため出荷を休止
    • 福島工場から出荷している顧客向けには主に茨城工場など他工場から出荷
  • キリンHD:仙台工場(仙台市)が稼働停止、再開は17日以降の見通し
  • 村田製:郡山(福島県郡山市)、登米(宮城県登米市)、仙台(仙台市)工場の稼働を停止。再開時期は未定、停止期間は長くならない見通し
  • 富士石油:袖ケ浦製油所(千葉県袖ケ浦市)の常圧蒸留装置などを含む主要装置を停止ー地震後の停電で
    • 常圧蒸留装置は16日に再開予定、その他の装置も順次再開へ
    • 設備の損傷やけが人はなし
  • エネオス:全装置が停止した仙台製油所(仙台市)、引き続き稼働再開時期は未定
  • 出光興産:千葉製油所(千葉県市原市)の常圧蒸留装置と一部の二次装置、稼働再開時期は依然未定
  • 日本製紙:石巻工場(宮城県石巻市)と岩沼工場(宮城県岩沼市)の全ての装置の稼働を停止中。現時点では再開時期は未定
    • 石巻工場は書籍やコミック用紙を製造、岩沼工場では新聞用紙を製造
  • 石油資源開発:相馬LNG基地(福島県新地町)と同基地から天然ガスの供給を受ける福島天然ガス発電所が運転を停止。再開時期は未定
    • きょう施工会社による相馬LNG基地の確認作業を実施
    • 発電所設備に大きな影響はなく、燃料の天然ガス供給が再開すれば発電設備の再稼働は可能
  • JFEホールディングス:傘下JFEスチールの仙台製造所(仙台市)では15日午前から順次装置の操業を再開
    • 全面再開の時期は未定
  • ソニー:多賀城工場(宮城県多賀城市)の稼働を一時停止したが、安全が確認されたため15日夜から順次再開へ
    • 多賀城工場では記録メディア製品や電子・電気機械器具などを製造
  • ルネサスエ:稼働を停止していた那珂工場(茨城県ひたちなか市)はウエハー出荷を再開。クリーンルーム内での半導体前工程生産も16日から再開の予定
    • 今後、順次装置を立ち上げ被災後1週間をめどに地震発生前の生産能力に復帰する見込み
    • 現時点で協力会社などを含めたサプライチェーン全体の被害報告は受けていない
  • 信越化学工業:一部工場が操業を停止。設備に大きな損傷などはなし
    • 安全が確認できた工程から順次操業を再開
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(JFEHDの工場の稼働再開見込みを追加して記事を更新します)
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