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テーマ型ETFのアーク、資金集まり過ぎが問題にも-投資先限られ

  • 大量保有銘柄が下落すると負の連鎖に陥る恐れ-サクソ
  • IPOとSPACの活況が投資の選択肢を増やす-ウッド氏

多くのアクティブストックピッカーが資金流出に悩んでいる中で、キャシー・ウッド氏のアーク・インベストメント・マネジメントは近く逆の問題を抱える可能性がある。

  少数のアクティブ運用上場投資信託(ETF)を提供するアークには2月だけで70億ドル(約7360億円)が流入した。1月にも約80億ドルが流入しており、運用資産は580億ドルに上る。  

  資金があり過ぎて困るというのも奇妙だが、アークのようにテーマ型ETFに特化している場合、これが問題となる可能性がある。7年前に創業した同社はゲノム研究やロボット工学など先進的なテーマに投資するが、これに合致する企業は限られる。

  ブルームバーグがまとめたデータによれば、資金が増えた結果アークは既に少なくとも24企業の株式を10%以上保有している。インビテやシーラス、CRISPRセラピューティクスなどだ。

High Stakes

Ark owns more than 10% of at least 25 companies

Source: Bloomberg

  ムーアズ・アンド・キャボットのマネジングディレクター、ジェームズ・ピロー氏は、「わずかな銘柄に大量の資金が流入するリスク」を指摘。「流れが止まったり反転したときに大変なことになる」と話した。

  サクソバンクの株式戦略責任者、ピーター・ガーンリー氏は調査リポートで、2つのリスクを挙げた。1つはアークが市場に与える潜在的な影響。過去1年間の同社からの大量資金流入がバイオテクノロジーブームの原動力となっているが、流出し始めるとセクターを弱体化させる可能性がある。

  2つ目は市場からアークへの脅威で、同社が多く保有している銘柄が下落すると同社が売りを余儀なくされ、負の連鎖に陥る恐れがある。

  一方、ウッド氏は最近のウェブセミナーで、アークの投資先企業の規模拡大ペースが速いことがキャパシティーの問題を解決するとして、インビテの時価総額は2億5000万ドル程度から80億ドルになったと思うと指摘した。さらに、新規株式公開(IPO)と特別買収目的会社(SPAC)の活況が投資の選択肢を増やすとも説明した。

Ark's actively-managed funds have gained more than 100% in the past year

原題:
Cathie Wood Risks Having Too Much Money and Not Enough Stocks(抜粋)

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