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債券市場「リフレトレード」健在-パンデミック後の経済情勢を先取り

  • 米消費者物価指標の予想外の弱さもインフレ加速予想妨げず
  • ブレークイーブンレートは2014年以来の高水準に達する

成長回復を見込む米国債投資家らに人気のリフレトレードは健在だ。

  米消費者物価指標の予想外の弱さも、一時的なブレーキにしかならなかった。期間が長めの米国債の利回りが約1年ぶりの高水準、インフレ期待は2014年以来の高さとなり、イールドカーブは過去5年余りで最もスティープな状態を試した。

  米追加経済対策を投資家が確実と見なし、新型コロナウイルスワクチン接種のペース加速を期待する様子がうかがえる。今週の30年物インフレ連動債(TIPS)入札は、経済再開に伴う将来の物価圧力上昇を投資家がどの程度懸念しているか、あらためて示すことになろう。

  メドレー・グローバル・アドバイザーズのグローバルマクロ戦略担当マネージングディレクター、ベン・エモンズ氏は「財政支援拡大と経済再開が春ごろに重なったことが、インフレと成長の見通しを押し上げている」と分析。 「ブレークイーブンレートの上昇とイールドカーブのスティープ化は、既に一部の投資家がパンデミック(世界的大流行)後の将来の経済状況に基づいて取引している状況を物語る」との見方を示した。

  バークレイズのインフレ市場戦略グローバル責任者、マイケル・ポンド氏はリポートで、「リフレのテーマは、大多数がワクチンの接種を受け、需要が正常化した段階でインフレがどうなるかというストーリーに基づくものだ」と指摘した。

  リテール投資家もインフレリスクのヘッジを急ぎ、インフレ連動債に投資する上場投資信託(ETF)iシェアーズTIPS・ETFに資金を投じている。

原題:
Bond-Market Reflation Trade Absorbs Punch to Extend 2021 Advance(抜粋)

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