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日経平均30年半ぶり3万円回復、景気期待や業績改善-輸出や金融主導

更新日時
  • 米主要3指数は最高値更新、アジア時間15日も米先物は堅調推移
  • 日本のGDPは事前予想を上回る、TOPIXは6日連続で上昇

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15日の東京株式市場で日経平均株価が30年半ぶりに3万円台を回復し、TOPIXは6連騰となった。米追加経済対策などを受けた世界景気の回復期待や国内企業業績の改善、国内総生産(GDP)の上振れが評価された。電機や機械など輸出関連、銀行など金融、情報・通信株中心に高い。

  • TOPIXの終値は前営業日比20.06ポイント(1.0%)高の1953.94
  • 日経平均株価は564円08銭(1.9%)高の3万0084円15銭
    • 終値が3万円台を回復したのは1990年8月2日以来

〈きょうのポイント〉

  • 12日の米株式相場は主要3指数がそろって最高値、エネルギーや金融など高い-アジア時間15日の米先物も堅調に推移
  • 米財務長官、景気刺激策は「思い切りやる」べきだ-G7会合
  • 日本経済は年率12.7%増、外需中心に2期連続2桁成長-10~12月

  JPモルガン・アセット・マネジメントの前川将吾グローバル・マーケット・ストラテジストは「新規の新型コロナウイルス感染者が減る中でワクチンも日米で普及し、これから経済活動は正常化する」と指摘。そうした環境下で「米国はさらに財政刺激策に踏み込んでいくため、春から夏にかけて景気や企業業績の見通しが一段と強くなるなら買っておこうと考える投資家が増えている」と述べた。

  取引開始から広く買いが先行し、先物主導で日経平均はあっさり心理的節目の3万円台を上回った。大台を一時回復した後は伸び悩んだものの、米先物高も追い風となって午後には再び高値圏で強含んだ。東海東京調査センターの平川昇二チーフグローバルストラテジストは「米国株は景気・業績の拡大を織り込んでいる。イエレン財務長官の発言も、民主党は予定通り1.9兆ドル規模の経済対策を通したいのだと受け止める」と述べた。

  日経平均が大台を回復した日本株について、日興アセットマネジメントのチーフ・グローバル・ストラテジスト、ジョン・ベイル氏は「1980年代のバブルの記憶と、90年代の大部分を通じて持続した高いバリュエーションは薄れつつある。それは過去10年間の株式市場の姿が合理的なバリュエーションや利益の改善、配当の急増による株主還元の進展により、株式市場の本当の姿に近いということに気づいたからだ」と評価する。

  取引開始前に公表された2020年10-12月期の実質国内総生産(GDP)速報値は前期比年率で12.7%増と、市場予想(10.1%増)を上回った。日興アセットのベイル氏は「企業がリモートワーク機能の構築とハイテク製造能力の拡大に資金を費やしたため、民間設備投資は非常に強力だった」と分析。1-3月期のGDPは市場予想で再びマイナス成長が見込まれているが、海外需要の強さなどを背景として「GDPには今後改善の余地が多くある」としていた。

  • 東証33業種では鉱業や精密機器、石油・石炭製品、銀行、機械、情報・通信、小売、証券・商品先物取引が上昇
  • 空運やゴム製品、繊維、電気・ガスは下落
30年半ぶりに3万円を回復
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