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厚労省、ファイザー製ワクチンを特例承認-週半ばにも接種開始

更新日時
  • 国内で新型コロナのワクチンが正式承認されたのは初めて
  • 4月からは高齢者も対象に順次接種を進める考え-菅首相

厚生労働省は14日、米ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルス感染症ワクチンを特例承認したと発表した。国内で新型コロナのワクチンが正式承認されたのは初めて。週半ばにも医療従者向けの先行接種を開始する見通し。

  

Residents Visit A Sutter Health Covid-19 Vaccination Site

ファイザー製のワクチン

  厚労省の専門部会は12日夜の会合で、有効性が認められるとして同ワクチンの承認を了承していた。田村憲久厚労相が記者団に、国内でもファイザー製ワクチンの効果が十分確認でき「承認しても差し支えないという評価をいただいた」と話した。

  厚労省の資料によると、接種の対象年齢は16歳以上で、3週間間隔で2回の接種が必要になる。

  菅義偉首相は同日夜に開催された新型コロナ感染症の対策本部でワクチンの接種について、有効性、安全性を確認した上で翌週半ばには接種を開始すると述べた。菅首相は2日の会見で、医療従事者から接種を始め、4月からは高齢者も対象に順次接種を進める考えを示した。

  ファイザーはすでに日本政府と1億4400万回分(7200万人分)のワクチンを2021年中に供給することで合意。同社は国内では昨年12月18日に承認申請を提出していた。

  海外ではすでに英国で昨年12月に承認され接種が始まったほか、米国やカナダなどでも接種が始まっている。政府は米モデルナ、英アストラゼネカともワクチンの供給で契約しており、両社は国内で臨床試験を続けている。田村厚労相はアストラゼネカ製ワクチンの審査もすでに始まっていることを明らかにした。

日本の海外発ワクチン確保状況

会社名
ファイザー/ビオンテック
  • 1億4400万回分を2021年中に提供することで契約締結
  • 20年12月18日に厚労省に製造販売承認を申請
モデルナ
  • 21年6月末までに4000万回分、9月末までに1000万回分の提供で契約を締結
  • 武田薬が国内での臨床試験および流通を担当。1月に臨床試験を開始した
アストラゼネカ/オックスフォード大
  • 開発に成功した場合1億2000万回分を供給。うち3000万回分は21年3月までに供給することで契約締結
  • 海外からの原薬供給のほか、国内での原薬製造でJCRファーマと提携
  • 2月5日に国内で製造・販売の承認を申請
ノババックス
  • 開発に成功した場合年間2億5000万回分超の生産力を構築。供給時期は未定
  • 武田薬が原薬を製造し販売予定

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