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ブラックロックの低ボラティリティーETF、資金流出が止まらない

  • 300億ドル規模USMV、年初来で35億ドル流出-昨年全体46億ドル
  • 昨年の相場乱高下時の避難先になれず、リスクオンのムードも影響

ブラックロックのスマートベータ運用で低ボラティリティー戦略を目指す上場投資信託(ETF)からの資金流出が止まらない。

  ブルームバーグがまとめたデータによると、300億ドル(約3兆1500億円)規模のiシェアーズMSCI米国ミニマム・ボラティリティー・ファクターETF(USMV)からは今年これまでに合計35億ドルが流出。2020年には通年で46億ドルが引き揚げられた。

BlackRock's USMV has suffered a steady stream of outflows

  米ETF市場全体へは今年の最初の5週間ですでに1130億ドルが流入しているが、低ボラティリティー戦略は昨年の相場乱高下の際に避難先になれなかったことで、スマートベータ運用の世界で最も不人気となった。

  助言会社ETFストアのネイト・ゲラチ社長は「新型コロナウイルスによる株価急落の前は低ボラティリティー戦略に資金が集まっていたが、相場が急落した際にこれらのファンドは市場全体と同じかそれ以上に下落し、投資家離れが起こった」と話した 。

  ワクチン接種と米財政支出拡大、総じて好調な企業決算でリフレトレードが活発化している背景もある。

  「リスクの高いセグメントへと資金が流れており、低ボラティリティーよりも、値動きが比較的大きいハイベータの戦略が選好されている」とゲラチ氏は述べた。

原題:
BlackRock Minimum Volatility ETF Has Bled Cash Every Day in 2021(抜粋)

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