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トランプ氏自身の発言が有罪を立証と主張-上院弾劾裁判で民主党

  • 検察官役の下院弾劾マネジャーは11日に冒頭陳述を終了
  • 12日からトランプ氏弁護団が陳述、映像公開も計画

米上院で開かれているトランプ前大統領の弾劾裁判で、検察官役を務める下院民主党の弾劾マネジャーらは11日、平和的政権移行を阻止するためトランプ氏の支持者らが連邦議会議事堂に乱入した先月6日の事件を巡り、「暴動の扇動」の罪を証明できたとして主張して冒頭陳述を終えた。

  弾劾マネジャーらは、トランプ氏の扇動的な発言と議事堂乱入事件との関連性を立証するため、暴動に加わった支持者の言動を取り上げて、暴徒が同氏の指示に従ったとの主張を展開した。

  9人の弾劾マネジャーの1人、デゲット下院議員は「われわれはトランプ氏を罰するためにここにいるのではない。彼がまいた憎悪の種が結実するのを防止するためだ」と発言。将来の大統領が今回の事件と同じ破壊的な道筋をたどらないよう有罪判決が必要との立場を強調した。

Second Senate Impeachment Trial Of Donald Trump

筆頭弾劾マネジャーのラスキン議員

  筆頭弾劾マネジャーのラスキン下院議員は、「事件についてわれわれの良識を働かせる必要がある」と上院議員と米国民に呼び掛け、「弁護側が示した多くの奇妙な理屈にとらわれず、わが国で起きたことについて良識を働かせてほしい」と訴えた。

  弾劾マネジャーらは3日間にわたりトランプ氏のツイートや演説、コメントを取り上げ、昨年11月3日の大統領選での敗北を巡り支持者の怒りを数カ月かけてあおってきたと主張。ジョー・バイデン氏に敗北した結果を覆そうとして、選挙が盗まれたと「大きなうそ」をついたことが暴動という結果になり、トランプ氏はそれを防止しようとも止めようともしなかったと論じた。

  トランプ氏の弁護団は12日に冒頭陳述に臨み、映像によるプレゼンテーションなども計画している。検察側と弁護側には16時間ずつの冒頭陳述の時間が与えられているが、弁護団の1人、デービッド・ショーン氏は4時間もしくはそれよりも短い時間で終えることになるとの見通しを示した。

  共和党の上院議員の一部は、弾劾マネジャーの冒頭陳述が極めて効果的であったと認めたものの、トランプ氏の有罪評決に十分な数の同党議員が賛成に回る兆候はほとんどない。

原題:Democrats Close Their Case Using Trump’s Words Against Him (1) (抜粋)

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