, コンテンツにスキップする

米議会予算局、財政赤字予測を上方修正-今年度2.26兆ドル見込む

  • 予測は昨年12月成立の経済対策を反映、追加対策案は加味せず
  • 今後10年間の赤字見通しは下方修正-経済成長の加速を見込む

米議会予算局(CBO)によると、今年度の米財政赤字は従来予測よりも拡大する見通しだ。昨年12月に議会を通過して成立したコロナ禍対応の経済対策が、その理由だという。ただ向こう10年の期間でみると、より力強い経済成長で赤字は縮小する見込み。

  CBOが11日公表した2021会計年度(20年10月-21年9月)の財政赤字予測は2兆2600億ドル(約237兆円)。昨年9月に公表した予測は1兆8100億ドルだった。前年度の財政赤字は3兆1300億ドルで、国内総生産(GDP)比では第2次大戦以来で最大だった。

  今後10年間の赤字見通しは比較的楽観的で、21年度から30年度までの累積赤字は従来予測よりも3450億ドル少ない水準を見込む。

  これらの予測は、12月に9000億ドルの規模で成立した景気刺激策を反映するものの、バイデン大統領の最新の経済対策案は加味しておらず、同案が成立すれば財政赤字はさらに膨らむ。

  今回示された予測値は、バイデン大統領の経済対策案に反対する共和党の材料になりそうだ。CBOは今週の報告書で最低賃金引き上げ措置による雇用減少の見通しを示したが、この予測はすぐに共和党の論点と化した。バイデン大統領は超低金利で政府の利払いが最近縮小していることから、支出拡大の好機だと主張している。

原題:
CBO Sees Wider 2021 Budget Gap But Smaller Deficits Over Decade(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE