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EU、今年のユーロ圏成長率予測を下方修正-ワクチン接種が鍵に

更新日時
  • 2021年成長率予想を3.8%と、従来の4.2%から引き下げ
  • 予測通りならユーロ圏経済は22年半ばにはコロナ禍前の水準に

欧州経済は新型コロナウイルス禍が続き、今年の景気回復はより緩やかなものになる。今後の回復は今のところ芳しくないワクチン接種状況に大きく左右される見通しだ。欧州連合(EU)の欧州委員会が11日、最新の経済予測を発表した。

  欧州委はユーロ圏の2021年成長率予想を3.8%と、従来の4.2%から下方修正し、この見通しは新型コロナの感染拡大予防策に大きく依存していると指摘した。第2四半期(4-6月)の終わりにかけて新型コロナ対策の制限措置が緩和され始め、年末までにはおおむね段階的に解消されていると、欧州委は予測する。

Euro-Area Recovery

The EU expects the economy to expand 3.8% this year and next

Source: International Monetary Fund, European Commission

  ワクチン接種が広がり、予測通りの展開となった場合、ユーロ圏経済は従来予想よりも早い2022年半ばにはコロナ禍前の水準に回復する見通し。ただ回復にはばらつきがあり、スペインとイタリアは来年末までその水準に達しないと、欧州委はみている。

  欧州委は「どれほど早急にワクチンを接種できるのか、またどの時点で制限措置を緩和できるのが問題だ」と指摘する。同委の目標は、ワクチンメーカーが想定している出荷予定に基づき、遅延なくワクチン接種が実施されることを前提としている。

  ジェンティローニ委員(経済担当)は、「今後数カ月間でワクチンの被接種者が増えるのに伴い、制限措置が緩和され、春夏の景気回復を加速させるだろう」と述べた。

Uneven Recovery

European economies will expand as little as 1.8% and as much as 5.6% this year

Source: European Commission

原題:EU Says Economic Recovery Delayed With Vaccine Rollout Crucial(抜粋)

(第3段落以降に詳細を加えます)
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