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川淵氏が森氏の後任会長を引き受ける意向、両氏が会談-報道

更新日時

東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が、女性蔑視とも受け取れる発言の責任を取って辞任する意向を固めたことを受け、後任会長への就任を要請された川淵三郎氏(84)が引き受ける意向を示したと、NHKが関係者への取材を基に報じた。

  この報道によると、日本サッカー協会相談役でJリーグの初代チェアマンを務めた川渕氏が、辞任の意向を固めた森氏の自宅を11日午後に訪問して会談。川淵氏は選手村の村長や組織委の評議員を務めているほか、1964年の東京五輪に選手として出場した経験もある。 

  森氏の辞任や川渕氏の受諾について、組織委の高谷正哲スポークスパーソンはコメントできることは何もないと話した。

Tokyo Olympics Chief Yoshiro Mori Apologizes His Sexist Comments

五輪組織委の森喜朗会長(2月4日)

Photographer: Kim Kyung-Hoon/Reuters/Bloomberg

  森氏は3日の日本オリンピック委員会(JOC)評議員会で、「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと発言。4日になって「オリンピック・パラリンピックの精神に反する不適切な表現だった。深く反省している」と撤回して謝罪したが、「自分からどうしようという気持ちはない」と辞任は否定していた。

  新聞各紙の報道によると、森氏は12日にも正式に辞意を表明する方針だという。

  森氏の発言を巡っては海外メディアが批判的に報じたほか、東京五輪のスポンサー企業や閣僚からも苦言が相次いでいた。こうした中、国際オリンピック委員会(IOC)が9日、発言は「完全に不適切」との声明を改めて発表するなど外堀は埋められつつあった。

  組織委やIOCは7月の開催に向け、受け入れ観客数を含め新型コロナ対策を盛り込んだ詳細な運営計画を立てる重要な時期にある。

  森氏は2014年、国内外の政財界やスポーツ界関係者との人脈の広さを買われ、組織委会長に就任。新型コロナの感染拡大を受け東京五輪の開催を危ぶむ声が高まる中、開催実現を強く訴えてきた。

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(森氏と川淵氏の会談について追記し、記事を更新します)
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