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中国の生産者物価、1年ぶり上昇-コアCPIは09年以来の下落

更新日時
  • コアCPIは1月に0.3%低下-サービス価格の大幅下落が響く
  • まだら模様の景気回復裏付け、人民銀は慎重に刺激策解除-劉培乾氏

中国の生産者物価が先月、1年ぶりに上昇した。商品値上がりが寄与した。一方、新型コロナウイルス対策として講じられた制限措置で移動や支出が抑えられ、消費者物価は再び下落に転じた。

  国家統計局が10日発表した1月の生産者物価指数(PPI)は前年同月比0.3%上昇。市場予想と一致した。昨年12月は0.4%低下だった。

  一方、消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.3%低下。エコノミスト予想中央値は横ばい、12月は0.2%上昇だった。

While consumer prices return to deflation

  変動の大きい食品とエネルギーを除くコアCPIは1月に前年同月比0.3%低下し、2009年以来の下落。国家統計局当局者の董莉娟氏は声明で、サービス価格の大幅下落が主因だと説明。昨年の春節(旧正月)は1月だったため、比較水準が高く今回のデータにはゆがみが生じている。

  コメルツ銀行の新興国市場担当シニアエコノミスト、周浩氏(シンガポール在勤)は「生産者物価は上向きの傾向が続いており、製造業が引き続き比較的堅調であることを示している」と分析。消費者物価の勢いは見込んでいたほど強くなく、「消費と製造業の隔たりはしばらく残る公算が大きい」と話した。

  また、ナットウェスト・マーケッツの中国担当エコノミスト、劉培乾氏(シンガポール在勤)は「まだら模様の景気回復との見方を裏付けている」と指摘。中国人民銀行(中央銀行)が慎重に刺激策の解除を進めることを示唆していると述べた。

原題:China’s Factory Prices Increase for the First Time in a Year (1)(抜粋)

(市場関係者のコメントなどを追加し更新します)
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