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PIMCO、パンデミックとインフレ巡り戒め-「早計」を避けよ

  • 向こう1年間のインフレについては懸念せず-ミード氏
  • パンデミック終息を市場が早まって織り込んでいるリスク

2021年の最大のリスクの1つは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)がワクチンによって素早く終息すると見込むことだ。パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)がこう指摘した。

  アジア太平洋ポートフォリオ管理担当共同責任者ロバート・ミード氏は、経済成長に連動する資産が最高値圏にある中、「最大のリスクは恐らく、パンデミック終息を市場が早まって織り込んでいることだろう」と述べ、「市場が楽観的になり過ぎるのはたやすい」と付け加えた。

Pimco Sees Defaults Rising in Asia as Stimulus Is Wound Back

ロバート・ミード氏

  ミード氏はまた、先進国と新興国の今年の経済成長見通しに引き続きおおむね強気な一方で、インフレと金利リスクが突発的に発生する可能性については楽観している。オーストラリアと米国のイールドカーブ(利回り曲線)のスティープ化を見込む投資を通じて自身の見解を示しているが、ポジションは昨年ほど積極的ではないという。

  同氏の戦略の前提にあるのは、物価が多少上向く兆候が見られるものの、インフレ目標にはまだなかなか到達しそうになく、少なくとも3、4年は主要中央銀行による利上げの可能性が低いことだ。

  シドニー在勤のミード氏は、「インフレは考えるべきことだが、向こう1年間のそれについては懸念していない」とコメント。「イールドカーブが大幅に修正され得るとは思わない。経済全体の借り入れコストが完全に変化するのを中銀が警戒し、注視しているからだ」と説明した。

10-year inflation breakevens have widened significantly

原題:
Pimco Sees Risk in Premature Calls on Pandemic and Inflation(抜粋)

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