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最低4日に1度のコロナ検査と明記-東京五輪選手向けプレーブック

  • 検査は選手村内で、街中のバーや観光地への外出は避けるよう規定
  • 選手村での流行を懸念、五輪感染対策の特命大臣新設をと専門家

東京五輪・パラリンピック組織委員会は9日夜、新型コロナウイルス禍で選手が安全に競技に参加するための行動指針となる「プレーブック」を公表した。大会期間中は最低でも4日ごとに1度コロナ検査を選手村で受けることなどを明記した。

  発表によると、選手はホテルに宿泊する場合でも検査は選手村で受けることとし、頻度やタイミングは競技種目や日程により調整する。食事は競技会場や選手村、宿泊先で済ませ、街中のバーや観光地への外出をはじめ、ハグや握手など身体的接触を避けることも規定された。

  プレ―ブックは昨年12月に政府や東京都などがまとめた新型コロナウイルス感染症対策調整会議の中間整理を基に、世界保健機構(WHO)や医療専門家らの助言を受けて作成した。国際競技連盟(IF)関係者や報道関係者向けは公表済み。

  けいゆう病院(横浜市)の菅谷憲夫医師は、選手の数は全体で約1万人に上り、途上国からも入国することを考えると、無観客であったとしても選手村内で流行して外に広がる可能性もある、との懸念を示した。

  関西大学の高鳥毛敏雄教授は各国選手の入国スケジュールに関して、「今回は五月雨式に入ってもらうのではなく、コントロールする必要もある」と指摘。国民の不安を払拭(ふっしょく)するためには河野太郎ワクチン担当相のように、五輪の感染症対策を担当する特命相を新設するぐらいの対応が求められると強調した。

  組織委と国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)は今月3日以降、参加者のカテゴリー別にプレーブックを順次公表して説明会を開いている。いずれも初版で、4月と6月には説明会などでの意見を参考にそれぞれ改訂版を出す予定だ。

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