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日本株続伸、米大型経済対策と企業業績で景気期待-自動車やゴム高い

更新日時
  • トヨタ、今期営業益見通しを2兆円に上方修正-販売増や経費削減
  • ダラス連銀総裁、インフレの一時的急上昇の可能性も-回復過程で

10日の東京株式相場は4営業日続伸。米大型経済対策の早期成立や企業業績への期待から景気回復への確度が高まり、自動車やゴム製品株が買われた。保険や証券などの金融株も高い。半面、高値警戒感から上値は重かった。

  • TOPIXの終値は前日比5.28ポイント(0.3%)高の1930.82-1991年6月5日以来の高値
  • 日経平均株価は57円00銭(0.2%)高の2万9562円93銭-1990年8月2日以来の高値

<きょうのポイント>

  • トヨタ、今期営業益見通しを2兆円に上方修正-販売増や経費削減
  • ETF買い入れは効果発揮、今後も必要なツール-中村日銀委員
  • ダラス連銀総裁、インフレの一時的急上昇の可能性見込む-回復過程で

  T&Dアセットマネジメントの浪岡宏ストラテジストは、「米経済対策による景気回復期待を先取りして株価はここまで上昇してきた」と指摘。ただ、高値警戒感から利益を確定する動きや今晩のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を控え上値は重いという。

  米S&P500種株価指数などが7営業日ぶりに下落した流れを受けて日本株も反落して始まったが、徐々に下値を切り上げて推移した。午後の取引時間中に今期業績を上方修正したトヨタ自動車は一時3.2%高を付けた。きのう業績予想を上方修正したホンダや日産自動車、タイヤを扱う住友ゴム工業やブリヂストンなどのゴム製品株も上昇に寄与。日経平均も上昇に転じ、2万9500円台を維持した。

  トヨタ自動車の決算について浪岡氏は「アナリスト予想を上回る力強い内容」と評価。自動車やゴムなどについて「金利上昇がグロース株に悪影響を及ぼすのではないかという懸念の中、景気敏感の自動車などが好決算で株価は上昇している」と話した。

  三井住友信託銀行の瀬良礼子マーケット・ストラテジストは「過剰流動性により次の投資先がなく売るに売れない状況」と話した。ただ、「実際に経済が拡大して日本株の利益を生み出す力がここまで高まっているのか、時間が経過してみないと評価できない」と指摘する。

  • 東証33業種ではゴム製品、パルプ・紙、その他製品、輸送用機器、証券・商品先物、保険が上昇
  • 非鉄金属、石油・石炭、建設業、精密機器、鉱業、食料品、繊維製品は下落
TOPIXの推移―月足チャート
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