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【米国市況】S&P500種が7日ぶり反落、ドル続落-原油は上昇

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9日の米株式相場はS&P500種株価指数が小幅反落。7営業日ぶりに下げた。米金融当局とバイデン政権が景気過熱を容認する姿勢を示唆していることで、インフレの不安定化が誘発されるのではないかと意識された。

  • 米国株はS&P500とダウが小反落-ナスダック総合は小幅続伸
  • 米国債は上昇、10年債利回り1.16%
  • ドル下落、対円104円半ば
  • NY原油は7日続伸-需要回復への楽観とドル安で
  • 金スポット3日続伸-ドル安が材料、米経済対策の成立見極めも

  S&P500種は最高値から下落。前日までは月初来で5.4%値上がりしていた。一方、小型株は2019年12月以来最長の連続上昇を記録した。

  S&P500種は前日比0.1%安の3911.23。ダウ工業株30種平均は9.93ドル(0.1%未満)安の31375.83ドル。ナスダック総合指数は0.1%上昇。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.16%。

U.S., Germany bond yield curves see most divergence since 2011

  新型コロナウイルスのワクチン接種進展や世界的な感染ペース減速、経済対策成立の見通しが好感される一方、バリュエーションの伸長が投資家を躊躇(ちゅうちょ)させる要因となっている。

  ヌビーンの世界株式責任者、サイラ・マリク氏はブルームバーグテレビジョンで「刺激措置をどのように縮小するのか、そのリスクについて心配し始めなくてはならない段階に差し掛かっている。刺激策は景気過熱を引き起こすのだろうか、バリュエーションは高過ぎる状況になりつつあるのか」と指摘。「今年はこれに取り組んでいくことになる」と述べた。

  外国為替市場ではドルが3営業日連続で主要10通貨に対して広範に下落。原油価格の上昇などに圧迫された。一方、ポンドは上昇し、対ドルで2018年4月以来の高値を付けた。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.5%低下。ドルは円に対して0.6%安の1ドル=104円59銭。ユーロは対ドルで0.6%高の1ユーロ=1.2119ドル。ポンドは対ドルで0.6%高の1ポンド=1.3817ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は7営業日続伸。需要が力強く回復するとの見方とドル安が相場を支えている。7日続伸はこの2年間で最長だが、相対力指数(RSI、期間14日)は2017年以降で最も買われ過ぎの領域に入っている。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限は39セント(0.7%)高の1バレル=58.36ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント4月限は53セント高の61.09ドルと、昨年1月以来の高値。 

  金スポット相場は3営業日続伸し、一時1週間ぶりの高値をつけた。ドル下落と米国債の実質利回り低下が材料。米下院民主党が経済対策を構成する主要な個別法案の素案を前日に公表したことから、法案が早期に成立する可能性を見極めるムードも広がった。3日続伸は、1月5日までの長期上昇局面以来の長さ。ただ、主要な上値抵抗線に近づいたことから上げは幾分縮小した。

  スポット価格はニューヨーク時間午後2時51分現在、0.3%高の1オンス=1836.49ドル。一時は1848.60ドルと、今月2日以来の高値をつけた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は3.30ドル(0.2%)高の1837.50ドルで終了した。

U.S. Stocks Halt Rally as Dollar Falls; Oil Gains: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Falls Broadly for Third Day; Pound Climbs: Inside G-10(抜粋)

Oil Climbs With Market Structure Firming on Demand Optimism(抜粋)

Gold Gains for Third Day on Weaker Dollar, U.S. Stimulus View(抜粋)

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