, コンテンツにスキップする

ECBのパネッタ氏、デジタル通貨の保有上限3000ユーロを検討-独誌

  • パネッタ氏はドイツ誌シュピーゲルとのインタビューで語った
  • デジタルユーロ発行は4-5年後とみるのが「現実的」-パネッタ氏

ユーロ圏の居住者が未来のデジタル通貨を保有する場合、銀行の取り付けを防ぐため3000ユーロ(約38万円)の上限を設定するかもしれないと、欧州中央銀行(ECB)のパネッタ理事がドイツ誌シュピーゲルとのインタビューで示唆した。

  デジタル通貨発行はECBが資金を直接預かるという消費者にとってより安全な選択肢を提供することから、システミックな不安定につながるとの懸念がある。パネッタ氏はこうした懸念には根拠がないとして、予防措置を講じると説明した。

  同氏は「デジタルユーロの保有を一定の限度額までに制限することができるし、利息を使ってそれを超える額の保有を魅力のないものにすることもできる」と述べ、「限度額として3000ユーロ前後を考えている。これは大抵の人にとって1日に必要な現金額をはるかに超えているだろう」と指摘した。

  ECBはデジタル通貨発行について世界をリードしている中央銀行の一つで、デジタルユーロの可能性に関する意見公募を最近終了した。

  予備的分析を経て発行すると決定すれば技術的な作業を開始するとパネッタ氏は説明。これらを合わせて発行までには約4-5年がかかると考えるのが「現実的」だと述べた。

原題:ECB’s Panetta Floats 3,000-Euro Limit on Digital Cash: Spiegel(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE